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国民年金基金は特なサービスですか?
2014/01/15 22:06
自営業の36歳です。
国民年金基金の勧誘を受けたのですが、
国民年金基金というのは、お得なサービスなのでしょうか?
国民年金はあまり評判がよくないのですが、
国民年金基金はどうなのかが知りたいです。
回答 (5件中 1~5件目)
「国民年金基金」は、国民基礎年金だけの人(自営業等)が入れます。
つまり、「国民年金基金」の上乗せが目的です。
http://www.npfa.or.jp/about/system/index.html
厚生年金の加入者(給与所得者、つまり、会社員・パート等)は入れません。
国民基礎年金を免除や、猶予の人も入れません。
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国民年金基金は公的な年金と言いますが、公的な性格を持った私的年金です。運営は地域や職域で設立した基金が行っていますので国の保証はありません。その意味では国民年金の方がはるかに安全です。
また、国民年金基金は掛金の額と加入期間などで将来貰う年金額が決まっているので、今後物価が上がりそうな今の時点で入ることは得かどうかは分かりません(それは個人年金も同じですが)。損得は結果でしかわからないでしょうが、お金を貯められない人には損得とは別の意味はあるでしょう。
国民年金の老齢基礎年金は物価が上がると年金額も調整されて上がりますから、物価変動に対しては安心です。国民年金の評判が悪いのはそれを知らない人の間だけでしょう。
>国民年金はあまり評判がよくないのですが、
どのような評判なのでしょうかね?
国民年金を悪く言う人には、制度を理解していない人も多いことです。そして、悪く言う人が制度を理解していても、その評判を聞く人にすべてについて説明せずに、気に入らない部分だけを言うことも多いことでしょう。
あなたは国民年金の制度をしっかりと理解したうえで疑問を感じるのでしょうか?
国民年金は、日本にいる限り加入義務が法律で定められているものです。ですので、好き嫌いで判断できるものではありません。
義務で加入している制度であり、どうせその制度に加入するのであれば、さらにより多くの恩恵を受けようと考えるのであれば、加入をお勧めします。
厳しいことを言えば、国民年金の受給だけで生活できる人は少ないことでしょう。
このように考えると、国民年金の保険料を払わずに受給などができなければ、すべてを貯蓄などで生活費をまかなう必要があります。できなければ、働くか生活保護でしょう。
厚生年金加入者であっても、年金受給額だけで生活できる人もいれば、足らずに貯蓄などを削ることとなることでしょう。
将来の生活に不安を感じ、保険料負担をしてでも将来に備えたいと思うのでしたら、国民年金基金への加入は悪くないことでしょう。国民年金加入者が厚生年金加入者に近づく制度と考えると良いことでしょうね。
厚生年金というのは、国民年金の制度の上乗せの制度であり2階建てなどといわれます。その保険料の負担を給与からの天引きと雇用者(会社)が折半しているというのです。
国民年金が厚生年金より下というのは、同じ広さの1階部分(国民年金)に広い2階部分を増築しているイメージでしょうね。
しかし、自営業者や就業していない人などは厚生年金に加入できません。しかし保険料をさらに負担できる人のために、厚生年金のような2階部分を国民年金基金という制度で補うのです。
最後になりますが、国民年金制度に付加保険料というものもあります。国民年金基金は国民年金とは別な団体で運営していますが、付加保険料は国民年金を増やす制度となっています。
国民年金基金は収入などに応じて保険料が大きく変わり、受給額も大きいものかもしれません。しかし、そこまでは出来ないという人のためか、国民年金を少しだけ多くもらいたいという人のために安価な保険料である付加保険料を負担し、受給額を増やすことも可能です。