お金の回収方法

まず知人の債権債務（資産負債）状況を把握することではないでしょうか。

バンザイするといっても、法的整理なのか私的整理なのか、いずれにせよ破産管財人弁護士や委託先弁護士に報酬を支払わなければならないことですし、知人の方も考えがあってバンザイしようとされているはずです。法的整理の場合も、破産財産目録上の資産額から、弁護士報酬を差し引いた額に対して、債権額による按分配当になります。従って、弁護士報酬がもらえない破産手続きなど弁護士も請け負わない訳です。また、債権額に対し、財産（返済原資）が余りに過少であれば、破産廃止となってしまうこともあります。

一般的には、私的整理でうやむやのうちに、債権者に全く無配当で終わらせてしまう場合も少なくありません。貴方が、知人とどの程度の関係か存じませんが、信頼に足る間柄だからこそお金を貸したのだと思います。早急に知人とコンタクトを取り、相談に乗る態度で接し、大凡の債権債務を掴み、貴方にだけは返済をさせるような気持ちを醸成させることです。また、債権債務の状況から、とても回収が難しいのかも把握ができるかと思います。

それによって、次の連帯保証人への対応に繋げていくべきでしょう。知人も親にまで迷惑を掛けたくない気持ちはあるでしょうから、親への債務履行請求は、貴方としても忍びないことをちらつかせながら交渉していくべきでしょう。知人の態度次第では、年金への仮差押えや財産への仮差押えもできるのですが、あくまで冷静に知人の態度に合わせて硬軟織り交ぜて交渉していくことが重要だと思います。回収手段を実行するよりも少しずつでも返済を促すことが目的だからです。

バンザイすると聞くと、大抵の方は諦めます。法的整理に入ってしまえば、交渉も何もできない訳ですから、今できることをするかどうかだと思います。知人との関係の深さや、債権金額等どこまで追求するかは貴方次第ですが、まずは相手方と確り対面し、粘り強く会話をすることだと思います。

お礼

2015/02/01 08:16

まず非常に的確なアドバイスを頂戴しお礼申し上げます。
ymzimssさんがおっしゃる通り、法的整理の場合でも、個人間の貸し借りの場合、信頼関係で成り立っているところが大きく、法的整理をしても返済をした方はいらっしゃいました。
近いうちに知人とは会って、事情や状況を詳しく把握したいと思います。
チャレンジをし、結果１度失敗したとしても、３０代と若いため、立ち直ると信じています。
法的には連帯保証人へかも知れませんが、心情として高齢の親に責めを転嫁してもいいと思う方は少ないのが現実だと思いますので、その知人のこれからに期待し交渉していきたいと思います。またその知人にも守る体裁もあるでしょう。
ありがとうございました。

質問者