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紙幣・硬貨と日本の借金について
2018/06/07 02:41
紙幣には日本銀行券と書かれていて、硬貨には日本国と書かれています。基本的に違う物であるからだと思うのですが・・・
よく日本の借金が・・・日本は借金大国だと言っているし、破綻する、ハイパーインフレになると言うのも耳にします。
しかし一向に破綻せず、ハイパーインフレにもなりません。
それどころか、他国、世界中の国やノーベル経済学賞をとったポール・クルーグマンや有名な人ではトマ・ピケティなどは、日本の財政難、借金大国との見方は間違いであると述べていて、東大の経済学者の伊藤敏隆氏の理論を間違っていると真っ向否定しました。
否定した時に、伊藤氏は1971年以前と同様にしているとも否定しました。アメリカのPIMCOも同様に伊藤敏隆氏が間違いだと言い、日本をギリシャやアルゼンチン、韓国、ベネズエラ、ロシアとは、正反対であると言っています。
そもそも、日本銀行が日本銀行券を発行した段階で、国の借金に計上されると教わったのですが、硬貨は別である。
紙幣・硬貨の違い、発行した時の違いを教えてください。
よろしくお願いします。
回答 (8件中 1~5件目)
今のところ日本の国債は誰が買っているかというと、
銀行などの金融機関です。他には保険会社さんとか。
じゃ銀行などの金融機関のお金はどこから得ているものかと言うと
私たち日本人が銀行に貯金したお金となります。
あれ、ということは日本は誰からお金を借りているんでしょうか?
間接的にいえば、日本人から借りているのですね。
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日本銀行は、紙幣発行権を持っていますが、政府機関ではありません。民間企業です。
政府が紙幣発行権を持っていないから、紙幣を刷る毎に国債が発行されるのです。
「日本銀行券」とは、いわゆる「借金札」であり、現金ではありません。
要するに、「借用証書」なのです。
例えば米紙幣には、上部に「NOTE」と書いてありますが、これは「証書」という意味であり、
「現金」を意味する「BILL」ではありません。
それと同じです。
ちなみに、紙幣の発行権は日本銀行ですが、
実際に紙幣を印刷するのは「国立印刷局」という財務省の機関です。
貨幣製造は、「造幣局」という、紙幣とはまったく違う所で作られます。
紙幣や硬貨はお金ではありますが、生産原価がずいぶん違います。紙幣は14円ぐらいで製造出来るそうで、硬貨は種類によって違いますが、数十%ぐらいの製造原価のようです。流通紙幣を増刷するとインフレになるはずですが、紙幣を増刷しても流通しなければインフレにならないわけです。
逆に言えば、紙幣を増やさないで硬貨を大量発行してもインフレになるはずですが、銅の原料価格が高騰するので、実施した例は無いようです。
昔、政府紙幣と呼ばれる硬貨の代用品のような補助貨幣が大量に印刷されてインフレを引き起こした例がありますが、硬貨よりも紙幣を発行した方が製造原価は安いのが通例です。デフレ対策として政府紙幣発行を主張した政治家がいましたが、ハイパーインフレを引き起こす危険があるので採用されなかったようです。
硬貨を紙幣に戻す提案もあったようで、500円硬貨を500円札に戻そうとしたようですが、自動販売機や両替機で混乱が予想されるので、これも実施されていません。
今の通貨はインフレ時代の名残で、紙幣を硬貨に置き換え過ぎた結果、デフレ時代に入ると、通貨政策がやり辛くなっているのが実態のようです。
とても難しい質問ですが、可能な限り回答します。
硬貨は日本国が発行しています。
国が発行しているので、国の借金にはなりません。
一方、紙幣は日本銀行が発行し、国は紙幣(日本銀行券)を
得る為に国債を発行して、紙幣と交換する形になっています。
国債は国が発行した債券なので、国の借金になります。
日本銀行は日本の中央銀行になりますが、世界各国に中央銀行は
存在しています。
ギリシャやアルゼンチン、韓国など過去に破綻した国にも
中央銀行は存在しています。
よって、日本銀行の存在が日本が破綻しない理由にはなりません。
出来るだけ簡潔に書いたつもりですが、説明が不十分だったかも知れません。
詳しく書こうとすると、何倍もの長文になってしまいます。
中央銀行システムには裏の顔もあり、説明がさらに難しいです。
長年の投資経験からの意見ですが、参考になれば幸いです。
硬貨は国が発行し、紙幣は銀行が発行するものです。
昔は同じデザインの紙幣で、各銀行の名前が入っていたものを、日本銀行が成立した時に、日本銀行券に統一されました。
日本の借金については、国債を買っているのは日本国民とアメリカですから、国民の分を相殺して(つまり科目が違うだけと)考えるかは、国によって会計基準が違うのでそれぞれ考え方がありますが、国際会計に照らし合わせると日本国の借金は無いに等しいという考えが主流であると言えます。
日本は借金大国であると説明されているのは、増税しやすいからとか、固定資産税をとるのに都合がいいともいえますが、どれが正しいのかは捉え方次第ではないでしょうか。