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超硬合金へのDLC膜の効果とは?
2023/10/12 14:26
- 最近DLCについて多くの技術が確立されており、超硬合金との相性も良いと言われています。
- 超硬+DLCの効果とは、超硬にDLC膜を付けることで得られる効果です。
- 具体的な効果は、摩擦低減、耐摩耗性向上、耐腐食性向上などが期待されます。
超硬合金へのDLC膜の効果について
2001/11/13 11:01
最近DLCについて多くの技術が確立されており、超硬合金との相性も良いと言うことですが、超硬+DLCの効果というものはどのようなことが期待できるのでしょうか?ただでさえ硬い超硬にDLCを付けることによって得られる効果とは?また、実際にDLCの処理の出来る良いメーカーさんがありましたら教えてください。
回答 (2件中 1~2件目)
DLCは結局ダイヤモンドですから、最も硬い部類に入りますね。
ただ、こうした硬い物質で素材を被覆したとしても、素材そのものが柔らかいと、硬い皮膜が割れてしまいます。このような硬い皮膜を適用する場合には、素材そのものの硬さもある程度必要になります。
ガラスは鉄より硬いのですが、鉄をガラスコーティングしたとしても、鉄がへこむような力が加わると、ガラスもろとも破壊してしまいます。
そういう意味では、硬い超硬にDLCを施す意味があります。
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超硬合金は硬度が高いといってもHRC90程度。DLCの場合、最高硬度はHv8000にも達し得ます(理論的には)。硬度をここで論じる必要もないほどです(4倍以上の硬度)。また、摩擦係数が低いというのもDLCの特徴です。
アルミ合金切削において、荒:超硬、仕上:ダイヤという工程を一般的に行いますが、これを1工程化することも可能です(機能上の制約はあるが)。また、超硬ソリッドに比べ、刃具寿命も向上します。
DLCは炉を持ってさえすれば可能ですが、今のところ工具として一番信頼性の高いのはNACHIだと思います。