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オイル漏れの原因と対策
2023/10/13 22:30
- オイル漏れの原因として、オイルシールのリップの硬化やスリーブ表面の溝が挙げられます。
- 一般的に、オイル量の設定は軸受の種類によって異なります。
- 材質の硬さが足りない場合、適切な表面処理を行う必要があります。
オイル漏れ
2004/05/26 12:57
軸受部のオイルが漏れて困っています。
使用条件は次のとおりです。
・玉軸受。
・オイルシール(材質NBR)にてシール。
・潤滑はオイル。
・オイル量は軸心まで。
・オイルバス方式。
・オイルシールは直接主軸(SUS329J4L相当)に取り付けてはなく、SUS316製のスリーブに取り付けています。スリーブ表面は膜厚40μmの硬質クロムメッキで、「1.6Sの送りをかけない研磨仕上げ」です。
・オイルシールの周速には問題ありません。
使用後、部品を分解すると次のような状態になっています。
・オイルシールリップに硬化が見られる。
・オイルシールリップが当たっているスリーブ表面(クロムメッキ)に溝が出来ている。
オイルシールメーカーの設計仕様通りに使用しているつもりですが、リップに硬化が見られたり、スリーブ表面に溝が出来て、オイル漏れがおきています。
なぜその様な現象が起きてオイル漏れが起きるのか、教えて下さい。
軸受部のオイルをシールするのに、オイルシールを使った場合、一般的に下記条件の設定及び、使用後の現象はどのようになっているのか教えて下さい。
?.オイル量の設定(軸受は玉軸受です)
?.ある程度使用したオイルシールのリップに硬化が見られるのでしょうか?
?.オイルシールリップが当たっている主軸、またはスリーブに溝が出来ているのでしょうか?
?.「?.」で主軸、またはスリーブに溝が出来た場合、その溝の深さはどの程度でしょうか?
?.オイルシールを取り付ける軸およびスリーブ表面には「硬さ」が必要ですが、「硬さ」が足りない材質の場合どのような表面処理(メッキなどの種類、その膜厚)を行なっていますか?
?.「?.」の追加で、今回私がしているのは、SUS316製のスリーブです。その場合どのような表面処理を行なえばよいでしょうか?
アドバイス、ご教授願います。
回答 (7件中 1~5件目)
オイルシールの摩耗についてですが、メッキ処理後の表面は、凹凸がないためその箇所へ潤滑油が溜まらず、リップ先端とメッキ処理表面が直接接触するため両者が摩耗していると思います。鋳物表面の様に表面の凹凸があり尚、気孔がある材料は、その箇所へオイルが溜まり摺動環境への適用させています(産業機械の往復動圧縮機のシリンダーライナー等)。よって、表面処理は、溶接及び、溶射が良いと思うのですが、溶射材質は?鉄分少ないNi系(インコネルORハステロイC)ではないかと思うのですが。又、粉末を溶かして行う方法(溶接?)もあるみたいですが。
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みなさん、こんにちは。
ご参考URL
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/et6jiyuudo/youso/si-ru.pdf
リップが硬化し軸に断磨耗が発生するという事は私的には摩擦熱が主な原因...と私はまず思います。
リップ接触部の軸表面仕上げはある程度の粗さが必要となっています。
軸受け部に温度センサなど取り付けて実際に軸受け周辺の環境を調べるべきだと思います。
オイルシールの材質も多種ありそれぞれ得手、不得手がありますから...
お礼
2004/05/27 10:54
アドバイスありがとうございます。
摩擦熱ですか。軸受部の温度、オイル量、オイルシールの材質を再検討してみます。
海水自体を調べるべきです。たぶん異物(砂・ごみ)は含まれていると思います。基本的には研磨剤の効果ですから微小な異物でも軸磨耗につながると思います。
オイルシールメーカにはこの方向で聞いてみてはどうでしょう?
対策としては、ダストシールを別途設けるのも手ですが、このダストシールもやられるので時間稼ぎになりかねません。ただし、ダストシールとオイルシールの間に水中グリースなどを詰め込むと時間稼ぎの度合いが大幅に上がると思います。
あとは下記に相談するのも手かも。
http://www.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/member/tecnet/index.html
上記が敷居が高そうであれば下記に
http://home.cilas.net/~tagami/a_bbs/cbbs.cgi
お礼
2004/05/27 09:53
アドバイスありがとうございます。
すみません。
海水はメカニカルシールで止めているのです。
説明不足ですみませんでした。
教えていただいたアドレスを見てみます。
オイルシールの外部の環境は?
SUS軸を使うということは、特殊環境なのでは?
異物、腐食物などの影響は?
こちらをチェックするのも大切です。
お礼
2004/05/27 08:50
アドバイスありがとうございます。
SUS軸を使っている理由は、流体が海水なのです。
分解時、オイルシール周辺のチェックをしましたが、異物、腐食は見えませんでした・・・。
見落としがあるかも分かりませんので、再度調査してみます。
オイルの規定量ですが、yukioさんのコメントが正しいと思いますが?。一般産業機械の遠心ポンプの
軸受け部の適正レベルは、玉軸受けの最下部の玉中心です。又、ポンプでのケースですが、軸受け
シールを接触型のオイルシールから非接触型のラビリンスへ変更しているケースもあります。接触部品ですと、オイルシール交換+シャフトスリーブの交換とランニングコストが無視できません。いまいち機械の構造が見えないので、
的確なアドバイスは、出来ませんが。御参考まで。
お礼
2004/05/27 08:43
アドバイスありがとうございます。
オイル量と非接触型のラビリンスを再検討してみます。
お礼
2004/05/28 08:41
ありがとうございます。
溶接、溶射についても調査、検討してみます。