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2008/06/26 23:16
電触は金属以外の材料でも起こりうるものなのでしょうか?
例えばゴムと樹脂とか.....
私はありえないと認識していますが間違っていますか?
金属材料を扱っている者としては、思いもよらない興味深い質問です。
基本的には、みなさんの回答の通り金属で起こる現象であり、イオン化
傾向→酸化と還元→電子のやり取りで起こります。
金属材料以外の材料と言えば、有機材料か無機非金属材料になるわけです
が、これらは基本的には「絶縁体」であり、電子のやり取りがほとんど起
こらない、つまり電蝕は生じないと考えればいいのではないでしょうか。
なお回答(1)さんの指摘されているのは、「隙間腐食」と言われる現象で、
例えば金属板と樹脂板をボルトで接合して腐食環境下においた場合、隙間
の部分に腐食原因物質が侵入・濃化して金属が腐食するものであって、
電蝕とは異なるものと思います。
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実際に電蝕により通常よりかなり早く腐食が進む事例があり、その箇所にて
金属間(SUS-SS400)にゴムや樹脂を介在させて飛躍的に寿命が延びるのを
体感できた経験から言っても、その他の参考文献からも「起こらん」と思う
また前回答にもあるように金属がイオン化するための水がなくても起こらん
電蝕とは、「電気化学的腐蝕」の略で、
二種の異なる金属が同時に電解質溶液に接触したとき、金属間の電位差により
イオン化傾向の強い金属から弱い金属に電子が移動、電荷を失った金属原子が
イオンとして溶液中に溶け出すことで金属が腐食する現象を言う
が、はてなダイアリーキーワードで調べた内容です。
基本的には、金属で起こる電池作用の腐食です。
「電気化学的腐蝕」は、別に、『エロージョン・コロージョン』の
『コロージョン』と呼ばれる事もあります。
以下が、関連サイトです。
http://www.eccj.or.jp/he_qa/heat/n9907.html
電触はイオン化傾向の離れている「金属」で、主に起こる現象ではないでしょうか。相手が居なければ、電流が流れないので、その現象もおき得ないと思います。
えっと、相手が金属じゃなくても、異種材料間でいわゆる「隙間」が存在し、電解質を含む水分が存在すれば、その部分?は微細な電池になり、腐食を引き起こします。
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