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亜共析鋼の熱処理-A3点以下からの空冷
2009/04/06 07:26
- S10Cの部品がA3点以下より50℃ほど低い温度まで加熱されたのち空冷された場合、その組織はどうなると考えればよいでしょうか?
- A3点以上に加熱して除冷・・・という説明や例題はあるのですが、手元の教科書にはγ+α領域からの空冷に対する説明がありません・・・
- また、その材料を400℃~500℃に再加熱した場合、なんらかの脆化が起きますか?焼き戻し脆性はマルテンサイト場合ですよね・・・?
亜共析鋼の熱処理-A3点以下からの空冷
他部品の熱処理条件上、S10Cの部品がA3点以下より50℃ほど低い温度まで加熱されたのち空冷された場合、その組織はどうなると考えればよいでしょうか?
A3点以上に加熱して除冷・・・という説明や例題はあるのですが、手元の教科書にはγ+α領域からの空冷に対する説明がありません・・・
同じところを通過するのだからA3点以上の加熱⇒徐冷時と同じと考えればよいのでしょうか?
それとも全率オーステナイト化してないので、パーライト量なんかに違いが出てくるということでしょうか?
また、その材料を400℃~500℃に再加熱した場合、なんらかの脆化が起きますか?
焼き戻し脆性はマルテンサイト場合ですよね・・・?
尚、部品は径が約φ8、冷却時間は空冷なので十数分~数十分といったところです。(ざっくりですが徐冷と考えています)
説明不足の部分も多々有るかと思いますが、宜しくご教授いただければ幸いです。
回答 (1件中 1~1件目)
S10Cのような低炭素鋼ではパーライト量は少なく,オーステナイト→フェラ
イトとなり,マルテンサイトは現れにくいと思います。高炭素鋼におけるよ
うなマルテンサイト層に残留オーステナイトが存在するような組織にはなり
にくく,再加熱しても脆化が問題になることは無いと思います。参考になり
そうな資料を添付しておきます。
他の資料を追加します。
炭素鋼状態図
http://www.taihei-s.com/gijyutsu5.htm
冷却速度の影響
http://apollo.cc.kurume-nct.ac.jp/MSM/local/H18-sosiki-text/B-2.doc
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