内側スライドについて

いろいろ、意見が出てます。
スライドに限らず金型全般に言えます。市販品にはそれなりのメリットがあるから存在するのですから良く考え使えるものは上手く使う。
今時ダイセットを黒皮材から作るとこも無いでしょう。双葉や日型が支持される理由があるのです。
それらの選択！が御社の技術でありノウハウになる。
部品だけじゃなく内製、外注の選別線引きも。

生産ラインは止まるとお金にならないことは
この震災で皆さんわかったと思います
部品一つでさえなければ　全体が止まるのです


また、なにかあった時（部品が壊れたとき）の対応も
考えないといけないことも
この原発問題でわかったと思います



社内で金型を製作し打つのも社内で
今日壊れたら、その部品が今日出来るのなら
在庫も持たず　社内制作でもかまわないと思います


市販品で量産品、頼めば明日来る　←　ﾐｽﾐの在庫品　等


市販品で　頼むと　２から３日で来る　←　ミスミ　の　製作品　や　そのほかのメーカの　在庫品

製作品で頼むと　１週間以上　かかる　←　製作品


海外製で　頼むと　３カ月以上かかる　←　モウダメポ


このようなリスクを考えて　在庫を持つか　市販品を使うか考えましょう


ちなみに
ヨタ生産方式は　、ジャストインタイムなので在庫を落ちません
何らかの理由で部品調達が止まると
全ライン止まることも　この震災でわかりました
その影響も


間違ってはないが、正しくない例です

市販品で間に合うので有れば、市販品を使った方が後からのメンテナンスを考えると楽だと思います。製品の形状によっては使えない物も多くあると思います。私の会社では金型は作ってはいませんが、年間２００面くらいの金型を発注しますが、内スライドもアンダーカットの大きさは千差万別でその金型に合った形で作成している現状です。
ＣＤのケースなどのように大きさや形状だ決まっている場合は市販の物を使う方がいいかもしれません。
何れにしても内スライドに要求されるスペックをどうしてクリアするかになると思います。その上で購入、社内生産を決定すれば良いと思います。購入の場合にメリットは、作る数が多いことから信頼性が高いと言えると思います。