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色差計の器差について
2023/10/18 17:39
- 色差計の器差についての要約文1
- 色差計の器差についての要約文2
- 色差計の器差についての要約文3
色差計の器差について
2011/03/31 11:13
板金に塗装した見本板と製品を、日本電色工業(SE2000, NE3000)と
コニカミノルタ(CM-700d)の3種類の測定機を用いて、光源:C ,
視野角:2度で色差測定をした所、ΔEで最大1.6位の差が出ました。
(被測定物の見本板と製品は同一です)
2社(測定器的には3種)の測定器の仕様(色に対するパラメータ等)に
差があるのでしょうか?
また、2社の色差計で、測定に対して有効な対象物があるのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
>測定器の仕様(色に対するパラメータ等)に差があるか
日本電色工業(SE2000, NE3000)の仕様が同社のHP上で確認できないので
確かなことは言えませんが、仕様に差がありそうです。
物体の表面色(反射色)を測るには、(1)被測定面に光を与え、(2)反射した
光を捉えることが必要ですが、(1)(2)の条件が異なると測定値には大きな差
が現れます。
コニカミノルタ(CM-700d)は、
(1)の条件:積分球を使った拡散照明方式
(2)の条件:被測定面の法線に対して8度の方向から受光
なお、測定条件には正反射成分を含める測り方(SCI)と
除外する測り方(SCE)があります。
日本電色工業の現行機種(SE6000)では、
(1)の条件:被測定面の法線方向から平行光を照射する方式
(2)の条件:被測定面の法線から45度方向の円周から受光
一般論ですが、艶のない拡散性の高い表面の色は、照明条件/観測条件が変
わっても、値の変化は比較的小さい筈です。これに対して、艶のある(=
正反射成分が多い)表面の色は、照明条件/観測条件が変わると、測定値に
大きな変化が現れます。
また、メタリック塗装などのような特殊な特性がある場合は、照明条件/観
測条件による影響が大きいです。さらに、蛍光特性があるような場合は、照
明光の分光特性(紫外成分をどの程度含むか)によっても違いが現れます。
まずは、各測定器の仕様書を参照して、(1)照明条件と(2)受光条件を確認
なさることが宜しいかと思います。併せて、正反射分の扱い(SCI/SCE)を
ご確認下さい。
もし事情が許せば後学のため、日本電色工業(SE2000, NE3000)の(1)照明条
件と(2)受光条件や、塗装の種類やおよその塗装色などをご教示頂けると
有難く思います。
PS.
精度よく色度を測るには、標準白色板によるキャリブレーションが欠かせま
せんので、併せてご留意下さい。
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お礼
2011/04/04 21:59
ohkawa様、
回答ありがとうございました。
日本電色工業のSE2000は製造中止で、後継品のSE6000に切り替わって
いました。また、NE3000は私の記述ミスで、正しくはNR3000でした。
私の勉強不足で、(1)照明条件と(2)受光条件については、JIS等の規定
で一定と思い、光源種類と視野角で十分と思っていました。
また、正反射成分を含める測り方(SCI)と除外する測り方(SCE)があり、
色差メーカ、型番で違いが有る事を教えて頂き、ありがとうございます。
双方ともに古い機種ですので、、(1)照明条件と(2)受光条件については、
現在の保有先にマニュアル等の有無を確認します。
尚、塗装については、ほぼ平滑の板金塗装、色は赤、光沢度は約20です。