ベアリング選定についての質問

ベアリングの回転抵抗の殆んどはリテーナーと玉の摩擦らしい。

リテーナーの材質・グリスの選定が重要となります。


リテーナーを無くしたベアリングも開発されています。
価格（コスト）との相談でしょうが・・・・

ベアリングの選定は(1)(2)さんのご記載の通り
あとはベアリングの内外輪のどちらかをフリーもしくは隙間を
設けて、転動球へ予圧を掛けないようにすることが、軽く回す
ためには不可欠と思います

空転をできるだけ長く、、、コロコンキャリヤー みたいな用途ですか？

判断要素は『摩擦係数』

　　転がり軸受の摩擦はどのような原因で起こるのか
　　http://www.jalos.jp/jalos/qa/articles/012-S56.htm

　　表１　軸受の摩擦係数ｆ

深溝よりも自動調心、円筒ころのほうが小さく滑りやすい。
深溝は球の当たる部分が広く、速度差が出、局部的にすべり運動が起きてるためとの論。
球径大なほど影響大きいハズが程度不明で極端な大小には選べない。よって深溝以外やサイズは考慮に入れないほうが良いのかも。

参考書ではシールの影響が過半を占め、グリースの流動性も効くことは実感できます。
しかしシールとグリースで狙いすぎると寿命と相反してきます。

↑深溝よりも自動調心、円筒ころのほうが小さく滑りやすい　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　転がりやすく摩擦係数が小さい　○

深溝で、溝底では転がるのみとすると回転半径＝球半径。しかし溝口では球の実質回転半径が小さくなり、滑らざるを得なくて、転がり摩擦より増える。

円筒ころの摩擦係数が小さいとは認識しなおしました。

私のパソコン環境では検索できるが、サイト表からはアクセスできないみたいです。

　　http://www.ntn.co.jp/japan/products/catalog/pdf/9012.pdf
　　P.55 表11.1 軸受の摩擦係数

少し値が異なってます。説明のスタイルも違えど内容は齟齬ないハズ。