積算資料とは

積算とは、見かけの姿は、多数の項目について、数量（時間）×単価の総和を求める作業ですが、数学的な総和（シグマ）を求める行為とは大きくイメージが異なると思います。

積算とは、客先に提示する見積書の基礎となるデータであって、製品を作るに当たってどれだけの費用が掛かるかをデータに基づいて積み上げていく作業です（次のURL参照）。
https://howroad.co.jp/column/?p=114

積算資料は、冒頭に書いた「数量（時間）」×「単価」のうち、「単価」だけをリストアップした資料のように見える場合が多いと思いますが、積算では「数量（時間）」の見積もりの単価と同様に重要です。数量は、原材料のように量で表せる場合は比較的明確ですが、作業時間のように「時間」で見積もる必要がある場合も多くあります。
「時間」×「単価」で見積もるような場合は、「時間」と「単価」は独立な数値ではないので、「いいとこ取り」をできるわけではなく、ものつくりの方法に応じた範囲の中でしか選択できません。
ここでお伝えしたいことは、単価表の数値は、自由に選択できるのではなく、数量（時間）と密接にリンクしているということです。積算資料が、一見「単価の一覧表」に見えたとしても、実際に適用できる単価を選択するには、工程（ものつくりの方法）についての理解も欠かせないことをご理解いただきたいと思います。

お礼

2021/03/09 08:47

ありがとうございました。

質問者

補足

2021/03/09 08:47

なるほど。。。
まだまだ勉強中ですが。。
詳しく説明していただきありがとうございました。
大変助かりました。

質問者