RODE NT1-Aのマイクプリアンプについて・・・。

No.１です。

なるほど…ということで…

マイクプリアンプの一般的な機能…という点で語ると

1)マイクの出力を増幅して、電気的な意味での感度をアップするとともに、LINEレベルの機器で扱えるようにすること。
2)コンデンサマイク使用時には、ファンタム電源を供給すること。
3)音質調整機構を設けて、マイクに近いところで「音の色づけ」ができるようにすること。
4)コンプレッサ／リミッター機構を設けて、ダイナミックレンジの向上や過大入力を防ぎ、歪みとノイズを少なくすること。
5)エフェクト機構を搭載して、リバーブ等のエフェクトを付けること。

なんてとこがあります。

マイクプリアンプ製品としては、上記のうち1)と2)は「有って当たり前、これが無いとプリアンプとは言えない」という能力ですが、3)以降の能力は、付けば付くほど製品としては高価になります。

で、実売１万円くらいまでのマイクプリアンプでしたら、1)と2)に、あとオマケ程度に3)か4)の「めちゃ簡単な機能」が付いたくらいの物しかないです。私の知ってる範囲では、１万円前後までで具体的にお薦めできるのは
http://www.behringer.com/MIC100/index.cfm?lang=JPN
http://www.behringer.com/MIC200/index.cfm?lang=JPN
http://www.behringer.com/MIC800/index.cfm?lang=JPN
http://www.electroharmonix.co.jp/art/tubemp.htm
くらいですね。最後のTube MPは、実売で１万円台前半です。

>「クリアな音声で綺麗に声を録音できるか。」
という点については、マイクプリアンプやオーディオインターフェースもある程度のファクターではありますが、NT1-Aクラスのマイクであれば、機材だけでなく「録音技術」の方がもっと大きなファクターです。

まずマイクスタンドは必須。頑丈な物に越した事はないけど、まぁそこそこのものを。
例：http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=427%5E25420%5E%5E

直接マイクを顔の前に置いて（もちろんその方が良いが）録るなら、ポップガードも有った方が良い。NT1-Aクラスでは、マイクに直接息が掛かったら、「ボワボワボワっ」と息の音が出ますし、湿気にめちゃくちゃ弱いですから、ポッブガードはほぼ必須です。
例：http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=233%5EPG6%5E%5E

ついでに、ケーブルはXLR♂－XLR♀ですが、これは宅録レベルなら馬鹿みたいに上質高価なモノでなくても実用十分です。これっくらいでいいでしょう。
例：http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=219%5EEC015B%5E%5E
（長さは必要な分の物を選んでね）

マイクプリアンプを使った場合は、ミキサー／オーディオインターフェースには、プリアンプの出力からミキサー等のライン入力に繋ぎます。
確かXENYX502をお使いだったと思うので、プリアンプとミキサー間はこういうケーブルでよいです。
例：http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=394%5ECSS103%5E%5E
（こういう両端がステレオ３端子の物がよろしい。これも長さは必要な分の物を）

・・・とまぁ、やたら高いプリアンプ買うくらいなら、まずはこういう「細かいけど重要な小物類」にも、ある程度気を遣う事も大事ですね。

また、別の視点ですが、XENYX502も、ファンダム電源が供給できない以外はミキサー／オーディオインターフェースとして最低必要な機能は備わっているので、マイクプリアンプではなく「ファンタム電源供給装置」だけ入手して、
NT1-A　→　ファンタム電源装置　→　XENYX502のマイク入力
という方法も有りです。
ファンタム電源装置の例：http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EPS400%5E%5E

この場合は、XLR♂－XLR♀のケーブルが２本必要です。

小物に予算が食われるなら、こういう方法もあります。

まずはこんな感じで、また疑問がありましたら補足下さい。

>色々あちらこちらへと調べてみましたが、やはり「？」になってしまい困惑する一方です…。

ということですが、具体的にどういうところが「？」ですか？

最初はわからんのは皆同じなので、それがどうこうという気はないのですが、実際のところ、確かにマイクプリアンプというのは知らない人にはわかりにくい機器なので、「？」な点を残したまま適当に買ってしまうと、後で後悔する事もありますので…疑問を解消しつつ、具体的な機種選定をされていく事をお薦めしますね。

また、求める機能によって、アマチュア向きでも価格帯が５～６千円から５～６万円くらい開きがあります。可能なら、ある程度具体的な予算ょ示していただけるとありがたいところです。
実際のところ、仮に「１万円未満が絶対」という縛りだと、いいとこ２～３機種くらいしか候補はありません。

と、とりあえずはそういうところで…