娘のごね具合

普段娘さんがワガママを言った時や問題行動を起こした時に、
冷たく突き放すような言葉をよく浴びせてはいませんか？

自然界で子供は親に捨てられると呆気なく死んでしまう為か、
特に小さい子は捨てる事を示唆する言葉で脅かすと、
強烈な恐怖を感じてその場は言う事を聞く事があります。

しかし親がこれを言う事を聞いた成功体験として反復利用すると、
子供の心の中に捨てられる恐怖や孤独感や寂しさが積もり続け、
精神的な余裕を失くして不安定になり、
保育園などの人間関係でトラブルを起こし尚更不安定になり、

疲れている親に嫌われまい負担を掛けまいと独りで抱え続けて
いよいよ抱えきれなくなるとヒステリックになる場合があります。

その激しい暴れっぷりに驚き渋々ワガママを聞いてあげると、
限界だった心に、
・親に優しくしてもらった。(普段ダメな事を聞いて貰った。)
・親に自分の言葉を聞いて貰い関心を持って貰えた。
などの精神的な充足感や幸せな気持ちを強く感じ、
それさえあれば生きて行けるかの様な依存を起こし、
それが得られないと尋常じゃない反発や抵抗を示す様に
なってしまう事があります。


根本的な原因は精神的な孤独と不安である場合が多いので、
しっかり抱き締めてあげたり、
疲れていない時にゆっくり話を聞いてあげたりする事で
孤独と不安を軽減できれば、「我慢」ができる様になり
双方にとって快適な関係に少し近付けるかもしれません。

余裕や時間が限られていて出来る事が限られている場合、
別れ際のほんの数秒しっかり抱き締める習慣を作ったり、
別れ際の挨拶だけでも愛情たっぷりに掛けてあげるだけでも、
その余韻が数時間継続する事で
精神状態とそこから誘発される問題が軽減される場合があります。


またもし冷たく突き放すような言葉をどうしても口走ってしまう場合、
あなた自身が幼少期に似た言葉を浴びせられ傷付いたりした
心の傷から衝動的な感情が湧き上がっている可能性もあります。

この場合軽度ですが虐待の連鎖に関する
克服方法を調べ参考にされると良いのかもしれません。