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大学院教育の現実とは?
2023/10/12 14:17
- 博士課程にもなると教える必要がないと言われることがある
- 指導教授によっては専門外の学生をプロジェクトの作業員として使うこともある
- 学生は自ら勉強し知識や実験を積み重ねることが求められる
大学院教育について
2009/09/04 13:28
はじめまして。
職場の後輩が博士課程を修了して入社してきました。
某国立大学理学部化学で修士を取り、理学部物理の博士号を持っています。
が、物理の知識が何もありません。
運よく学位が取れただけで力が無いのは本人もわかっていて辛そうです。
話を聞いていると大学院の指導教授に「俺は教えられないから。知らないから」と言われ、
自分の専門外の学生をプロジェクトの作業員として使いたいので入学させていたようです。
「専門も違うし(化学と物理)それでは困る」と訴え出たら、
「俺は研究者で教育者じゃないから勝手に勉強してくれ。それに困ると言われても俺も知らないし俺も困る」と言われ、
何一つ教えてもらえないまま卒業し、知識が無いのでポスドクにもなれず企業に入ってきたそうです。
大学院教育ってそんなものなのでしょうか?
博士課程にもなると「教える必要が無い」ので放置されるものなのでしょうか?
私は、その指導教授を無責任だと思いましたが、
博士課程ともなると勝手に勉強して、勝手に知識をつけて、
勝手に実験するのが普通なんでしょうか?
ドクターとは言え学生なので指導教授がきちんと教えるべきだと思いますが、いかがでしょうか?
現実が知りたくて質問いたしました。
宜しくお願いいたします。
回答 (8件中 1~5件目)
たびたびスミマセン。
> 更に論文は共著?って言うんですか?他の人の論文に名前を入れてもらったり、
博士を授与する際の審査基準では、査読論文が数本必要ですが、
絶対に1stオーサーで投稿されていなければならないハズです。
共著の論文で、博士の審査基準を通ってしまうなんて、
どんな国立大学でしょう。
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
レポジトリ,リポジトリについて、ご質問を頂きました。
repository です。
D論は一般公開なので、大学付属図書館で閲覧できます。
また最近は、付属図書館がWEB公開を行っておりまして、
そのような学術情報が入っている場所が、
「○○大学付属図書館-学術リポジトリ」などと呼ばれています。
ですから、最近は、「あいつはどんなD論書いたのかなあ」と思えば
レポジトリへ見に行くことが可能です。
それから、ある程度業績が出れば、恩師が出版の話をどこからか
持ってきてくれますので、共著の本が出たり、
少なくとも、紀要にまとめを書いたりしますので、
それを見ればどんな研究レベルかは分かります。
学内は「なあなあ」の件、
D論は、公聴会を経て、主査,副査が承認し、
教授会で通ればいいのです。
教授会では、大半の先生は専門外なので、
専門である主査,副査が認めていれば・・・と
要件(査読論文数など)さえ満たしていれば大抵は素通りです。
公聴会に至っては、D論を書いた本人が聴講者集めをしているのが
実情で、「なにか一言文句いってやろう」なんて先生は
殆どいなくなってしまいましたね。
本当は、ここで、「何が新規性か分からん」
「蓋然性が検証されとらん」とか、文句言われると、
質が向上するんですがねえ。これが指導だと思うんですが・・・。
こんなこと書くと、
博士なんか技術士より簡単になれると思われるかもしれません。
事実、博士持っているだけでは周りは認めず、
その後、どれだけ口頭発表しているか、投稿しているかという
肩書きではなく業績で評価される世界です。
恩師にしてみれば、弟子の質の悪いD論が出回るのは、
屈辱だと思うから、赤ペンを入れますよねえ。
それに、「あれ、そろそろ投稿しとけよ」と言いますけどね。
そうでないところが、異常だと思います。
お礼
2009/09/05 09:13
なるほど!ありがとうございます。
学内の審査で卒業だそうですが、国の基準って無いのでしょうか?
国立大学ですし最低この辺はクリアしていないと卒業させない!
と言う国のガイドラインがあってもおかしくないように思います。
後輩は思いつめていて可哀想です。
また学歴に嫉妬する小さな人達が苛めるので大変だと思います。
社内の某課長は「博士君」と呼び日々苛めのターゲットですし、
某東大マスターの先輩も「A君は博士だもんなぁ。俺とは違うよ」と皮肉り、
出来ないのを知ってて仕事を振ります。
博士って簡単?に取れる反面、実力が無いといじめにもあうんですね。
レポジトリで彼のD論読んでみたいです。
ご質問の件、皆さんも同じような趣旨のご回答だと思いますが、
指導しない、というか、指導しなくても自分でやっていけるよね、
という暗黙の了解があるのがドクターコースじゃないでしょうか。
「今度の学会で、こんなオーガナイズド・セッションでの
発表を頼まれたけど、あんた、代わりにやってくれない」とか、
そうやって機会を与えて、鍛えていくのが指導といえば指導かも。
でも、ドクターの要件であるジャーナルへの投稿論文は、
査読通っているですよね。
学内は「なあなあ」で通っても、学外は甘くはないと思いますから、
まあまあの力を持ってみえるのではないでしょうか。
お礼
2009/09/05 00:14
ありがとうございます。
レポジトリって何ですか?
全部、英語で書かれているそうです。
学内はなぁなぁだったのでしょうか。
運よく与えてもらったテーマで結果が出せてしまったそうです。
作業をしていて中身はサッパリ理解できないままだそうです。
> 某国立大学理学部化学で修士を取り、理学部物理の博士号を持っています。
> が、物理の知識が何もありません。
「物理化学」で修士を取って,「化学物理」とか「物性物理」で博士を取ったとか?
それなら,あり得る話ですが・・・
お礼
2009/09/05 00:12
ありがとうございます。
化学はよく解らないのですが「分析」をしていたそうです。
物理は聴いたけど忘れました。
これまでの回答にありますようにすべてが異常です。
物理に知識もなしに、化学の修士から物理の博士に進む学生も異常だし、それを受け入れて指導しない教授も異常です。
さらに、それで学位が出てしまうというのはさらに異常です。
国立大学でそのようなことが行われているとは信じられないくらい異常です。
お礼
2009/09/05 00:11
ありがとうございます。
他の方の回答にも書きましたが専門を変えたのは指導教授さんの提案だそうです。
どうやら学生がいると大学からお金がもらえるようで(本当かは不明)、
それで学生が欲しかったのとバイト感覚で、でも無料で手伝ってもらえる作業員が欲しかったみたいです。
卒業は与えてもらったテーマが運よく良いテーマで結果が出てしまって卒業できたそうです。
やはり異常ですよね?何だその教授!と思います。
私たちの税金で運営されているので、そういう無責任な教授は解雇してもらいたいです。
お礼
2009/09/05 09:15
何度もお世話になっております。
卒業するのに何かの合計が必要で、その数を稼ぐのに共著を増やして、
更に与えてもらったテーマでありえないくらいの良い結果が偶然出たらしく、
それで論文を書いて卒業されたそうです。
やってみたら出来ちゃったってまさに研究ですが、彼にとってみれば、
運よく出来ちゃったと言うより運悪く出来ちゃったように感じます。
出来なければ、もっと時間をかけて悩み成長できたかも