自分を鍛えることが好きな人が向いている仕事

自分が立派な人だといわれたくてこの記事を書きましたか。
それは私は言いません。

NHKの「人体」という番組に出ていましたので見られたかも知れませんが、筋肉は特殊なアラーム信号物質を出すんですね。「これ以上肉を増やすな、筋肉細胞を増やすな」です。自分自身が充実するはずのことを阻止しようとするのです。
この理由は、もし筋肉が増え続けると、無駄にエネルギーを消費し、体が常に飢餓状態を引き起こすからです。寿命は縮みますし生命力もなくなる。
ここで出演者の春日が言っていたことが深い。「ムキムキになるとカラダが弱くなるんです」

なにごとも過ぎたるは猶及ばざるが如し、と言う古来の格言そのものです。

自分を鍛えるのが好きだといって筋トレを繰りかえす人は、こういう生命のアラームを受け取りかねて座礁する可能性があるのです。

脳トレだとおっしゃいますが、読書はごく普通のことであり、別に脳の運動をしているわけではありません。
読書が「自分を鍛える運動だ」と思うならそれは勘違いです。

語学もおなじで、通じる必要があるなら自然に覚えて出来るようになるものですから、むきになってトレーニングするようなものではありません。仮につらいと思い、つらいからトレーニングだと思うなら、それは自分にとって必要なことではないということです。ただただ鍛えることが好きだというなら痛みを快感に替えられる単なるマゾヒストです。

私は筋トレはともかく、読書は気持ちが求めるだけ読みたいので小説や専門書を問わず年間６００冊ぐらいは読みます。カラダが欲しがるだけのことです。鍛えているとは思いません。

必要があれば行く先の言語は実際に会話したり映画をみたりして学び使えるようにするというのは普通の行動です。それ自体を「好きだ」なんて思いません。必要とするからやるのです。トレーニングとは思いません。

ある年齢になると、好きかどうかは別として、こういうことがしてみたい、こういう貢献を社会にしてみたいという希望が出てきます。それは端緒なんですけど、それを実現していくのが人生なんです。おれは体育が得意で勉強が好きだからそれに向く仕事はないか、といったらそんなものはありません。

やってみたいなとおもうのは普通好きなことが多いから、好きなものを選べというだけの話です。

勉強好きで体力があるというだけで向く仕事はなんでしょうかというなら、何でもできるんじゃないですか、としか言いようがありません。

ただ、マーケティングのようなものは向かないでしょうね。
学者も向きません。

どうやって面倒なことをしないで楽にできるかと考えるのが産業の基本構造だし、学問の核心です。
重い荷物を腰を外さずに安全に運びたいと思うからハンドリフトのようなものが発明されるのです。肉体を傷めてうれしいとおもうひとたちばかりだったら、昔の相撲取りの霧島みたいな人間以外倉庫には勤められないことになります。

数式で細かい計算をするのが嫌だと思う人たちが工夫を重ねて現在の物理学の大系を作ってきたのです。自分を鍛えることに快感を覚えるひとたちばかりだったら、物理学理論は異常に複雑で読解が不可能な数式の羅列になっているはずです。

ものすごく能書きをいっぱい言って仲間を煙に巻き、体力仕事では誰にも負けない活躍をするので大事にされているようなひとがドカタ仕事をしている人にときどきいますが、そういうのはあなたみたいな経歴なんでしょうか。

お礼

2018/03/11 23:13

厳しい返答ですねぇ...。

自分の能書きがなんたらっていうのは全く考えていませんでした。
読書や筋トレも友達に聞かれない限りは自発的に言いませんよ。

筋トレも自分のできる範囲でやっています。
読書も脳トレという言い方はよくなかったかもしれませんが、
他人の書いた優れた文章に触れ、吸収したいと思うのは良くないことでしょうか？人それぞれ読書に対する意味合いは違っても良いと思います。

立派な人だと言われたくてという質問ですが、
全くそんなことはありません。本当に考えてもいませんでしたよ。

就活をしていてよく言われる、
他人はあまりやらないが自分はよくやっていること、
時間を忘れてやることができること、
自分の好きなことはなんだろうか？
と考えた時に浮かんできたことがこれらだっただけです。

本当にちょっとしたヒントが頂ければと思っただけなのです。

あなたはなぜこんなにも強く当たれるのでしょうか？
コンプレックスでもあるのですか？

自分の価値観でしか人を判断できないのですね。
あなたこそ、このような返答をして立派な人ですねと言われたいかのように思えますよ。カテゴリマスター様。

質問者