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大学院進学の疑問と不安 - 仕事との両立や実力不足について考える
2023/09/06 18:47
- 大学院に合格したものの、受験勉強をする中で研究への本当の意欲を疑問視するようになった社会人。大学院の実情や金銭的なこと、厳しさ、面白さ、はたまた人生観などを知る必要があり、客観的に辞退の判断をするべきか悩んでいる。
- 大学院進学を決めたものの、口述試験で実力不足を感じてしまい、大学院生活に必要なモチベーションや自信が持てなくなってしまった社会人。自分の人生をどう歩むか考えた結果、大学院に入学せずに仕事で学びを続ける道を選ぶことに悩んでいる。
- 大学院に合格したものの、受験時のテンションと実際の大学院生活の厳しさに怖気づいてしまった社会人。大学院生活に自信が持てない理由として、過去の経験や大学院のブラック研究室に対する先入観があり、客観的な判断ができない状況に悩んでいる。
大学院か別の道か
2019/02/15 03:02
念願叶って大学院に合格しました。社会人です。しかし実際に受験勉強をする中で、また当日の試験中に、本当に私は研究がしたいのだろうかという疑問を抱いてしまいました。これは受験にチャレンジしたからこそ気付けたことであり、一度社会に出たからこその視点もあると思います。ただ憧れるだけだった頃からすれば、現実を知ることができていっそ清々しささえ感じています。私は周りに同分野で進学者がおらず、大学院は実際のところどのようなところなのか誰かに相談することもできず仕事と勉強の日々でした。当日の口述試験で思うところがあり、私は入学辞退も考えています。
結果的に合格したものの試験の内容は大失敗だったと思います。ただでさえ学歴ロンダリングでしたので、入学後この実力不足を補えるか?プロの卵としてモチベーションを保つことができるか?と考えた時にきっと息切れしてしまうなと、そう気付いた瞬間悔しさも向上心もありませんでした。簡単に言うと怖気付いてしまいました。それに対してもはや恥さえ感じませんでした。
それまでは自らの手で◯◯の研究をしたい、誰かの論文や著書を読むだけじゃ物足りない、と前のめりなほど目標がありましたが、実際に教授陣を前にして、口述試験等でご指摘を受け、自分自身の実力を受け入れて諦めがつきました。
大学院生にならなくとも生涯を通して学びを続けることはできるのではないか、仕事で生活費を稼ぎながら、時間のある時に本を読み、時には他の分野の本もかじり、そうして自分の人生が豊かになればいいのではないかと考えています。もし自分を試すためこのまま大学院に入学してリタイアした場合、奨学金という借金が残ってしまう、そこが今社会人である私にとっては恐ろしく感じました。
合格者の番号を見ていたら不合格だった人もいました。私もかつては大学院に行きたくても受験を諦めざるをえなかった過去があります。
それでも、数年間温め続けた研究への熱をこの受験でぶつけることができ、結果このような気付きがあったことはとても意味があったと思います。とてもお世話になった学部のゼミの先生には親不孝のようで申し訳ないのですが、これから私の人生をどう歩むか考えた時に、スッキリした気持ちでもっと楽しい生き方を模索してみようと考えるようになりました。
大学院生活に自信が持てないのは、過去の登校拒否経験、劣悪な労働環境時の心身の疲労などがあったからです。今度こそ努力したら人生挽回できるかもしれない!とどこかで力んでいたような気がします。一度自分のペースを受け入れようと思いました。ただ自尊心が低すぎて、認知の歪みから極端な判断をしているのではないか、と思うこともあります。大学院はブラックな研究室もあるだろうという先入観もあります。口述試験と事前の研究室訪問だけでは、外部進学の私にとって判断材料が足りません。むしろ口述試験では(指導の裏返しかもしれませんが)やや圧迫寄りでしたので尚更教授陣の普段の様子が読めませんでした。就職活動とはモノが違いますし、受験の空気や常識を今でもうまく掴めていたか自信はありません。
今回こちらでご相談させていただこうと思ったのは、客観的に見て辞退の判断はどうなのかという点です。分野、テーマ、大学のランクは特定されそうな要素がありますので控えさせていただきます。抽象的な相談文ではありますが、大学院の実情や金銭的なこと、厳しさ、面白さ、はたまた人生観など何かありましたらお言葉いただけると参考になります。
よろしくお願いいたします。
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大学院合格は、それだけで研究の道に入ったことの証明になるのではなく、そもそも、研究への道に向かっていくためのスタートに立ったことであり、研究分野に関しての知識、また研究者の素養を磨いていくのはこれからです。
研究者としては、研究費をしっかりと申請して獲得し、そこそこに論文の本数があって、本当の研究の道に入る、という感じで、まだまだこれからが勝負です。
大学院合格ですべてを達観した気分になるのは気が早い...と言うか、大学院生=研究者ではない、ということをよく考えてください。
また、教授と大学院生は、同じ研究者ではあると言っても経験値や知識は雲泥の差。
まして院試の口述試問で実力不足を感じたとは言え、あなたはまだ大学院生にやっとなれるか、という位置にいるのですから、そもそも実力などを語るにはまだ早過ぎます。
ちょっと厳しい言葉ですが、社会人経験を経たこと、また卒業した大学よりもランクが上の大学の大学院への学歴ロンダリング的な合格もあって、自惚れが生まれてはいませんか?
研究がブラックなのは日本の体制的な問題でもありますし、また口述試問が圧迫寄り、なんてことは、研究はあくまでも研究者同士の競争でもあるので、ある種の敵対心や攻撃性が現れるのは必然でしょう。社会人経験は、ある意味で、生温い協調性に支配された日本の企業文化による主体性の退化でもあります。研究者としてあなたがやっていくには、個人の意見や考えを持つ自信と自立心をまずは備えなければなりません。
このことを踏まえて、あなた自身で進学か辞退かご判断してください。