結婚報告の挨拶状、これって非常識？

私もあくまでも私の感覚です。

今まで色々な結婚報告葉書を頂きましたが、ウエディングドレス姿は見ていて楽しいので嬉しいです。
普段着のスナップ（結婚後のもの）を頂いたこともありますが、「ドレスじゃないの？」と少し残念でした。

非常識とは思いませんが、おふたりにとっては思い出の写真でも、受け取る方はそんなことは知りません。
厳しい言い方ですがただの自己満足だと思います。
受け取る側にとっては、これから自分がお付き合いをする、今のおふたりが見たいと思います。

自分達らしさを出したいなら、文面で工夫するとかしたらどうでしょうか？
どうしても出会った頃の写真を使いたいのであれば、複数の写真を使うことも多いですので、
メインをウエディングドレスにして、昔の写真も小さく使うということであればいいと思います。
複数のデザインを用意するという案にも賛成です。

学友から新婚旅行先の２ショット写真、
できちゃった結婚した後輩から３ショットの家族写真をもらったことがあります。
ほほえましかったですよ。

ただ、ご両親様のお顔を立ててあげるつもりで数種類作る、という意見に私も賛成します。

2,3種類作って、出す相手によって、写真や文面をちょっと変えるのも手だと思いますよ。

お互いの両親があまりにもに納得しないのなら、いきなりスタートから下手にしこり？を残すのもよくないですし、「親戚」は、やはりお互いの「両親」があってこそのご縁ですから、親の顔を立ててあげるのもひとつだと思います。

その代わり、友人や職場の付き合いの方などは、多少自由に行っても二人らしさをわかってもらえると思います。

あくまでも私の感覚ですが、

１．一般的ではない

２．ウェディングドレス姿なら、一目で結婚報告と分かる

３．スナップ写真だと「式は挙げられなかったのかしら、何か事情があったのかしら…」と、無用な憶測を呼ぶ

４．スナップ写真というのがラフなものであり、報告の挨拶状というフォーマルなものに使うべきではない

５．あくまでも結婚したことの報告であるので、結婚より前の写真を使うべきではない

といったところではないでしょうか。
スナップ写真で挨拶状を作るのは、さしずめ、式典にジーパンで出席しようとしているようなものだと思います。
あるいは、引き出物に新郎新婦のツーショットがプリントされた食器を貰っても、貰った側はどうやって使ったらいいものか困る…みたいな感覚。
結婚式やウェディングドレス姿の写真ならば格式がありますし、結婚した証明の写真として適してますが……「スナップ貰ってもなぁ。」というのが本音でしょうね。
出会った頃の２人と縁のある、ごく親しい友人に宛てるならば「懐かしいなぁ」と好意的に受け取ってもらえるかもしれませんが、親戚などは「常識も節度も知らない嫁(夫)だ」と感じる危険性があります。

送る側はスナップの方が楽しいし自分たちらしくて満足できると思いますが、受け取る側はあまり良い気持ちがしないと思いますよ。
親戚などから見れば、一般に披露宴(式)の時点で初めて「これからよろしくお願いします。」と挨拶されるのに、それより前のスナップなんて送りつけたら……「貴方たちの知らないうちから、私たちこ～んなに仲が良かったんです。ふふん♪」ってひけらかしてるみたいです。
挨拶状って、「このたび私たちは結婚しました。よろしくおねがいします。」って挨拶するものじゃないんですか？
「私たちの歴史を知って欲しいんです。」が丸出しなスナップ写真は、そういう理由で相応しくない。私はそう考えています。

ご両親がそのようにおっしゃるにはやはりそれなりに理由があると思います。
親戚の中に口うるさい方がいるとか?重箱の隅をつつくような・・・。
せっかくのめでたいことがそのような人のために嫌な気持ちになるのを事前に防御しようとしたとも考えられますね。
口うるさいとまでは言わないまでも、年齢が上の方は、やはり、「あれ？なんだ、この写真は。今時の若いモンは！」と思う可能性は高いと思います。
しかし、せっかくのお二人の気持ちですから、パソコンで二種類作るという手もあります。親戚ようのごく普通の婚礼写真のもの、友人ようの二人の歩み（みたいなもの）の二種類。

年賀状にしてもそうですが、受け取る相手によっては、素直な気持ちで受け取ってくれない方もいると思うので、気をつけるに越したことはないと思います。