このQ&Aは役に立ちましたか?
2000/10/11 16:53
ステンレス鋼鈑のプレス用金型についてお伺いします。
超硬金型によるプレスは可能でしょうか。ステンレスに超硬は使えないと聞いた覚えがあるのですが、事実でしょうか? 事実とすれば、なぜでしょうか?
よろしくお願いいたします。
始めましてFACの服部と申します。
質問の内容は余り具体的(抜き系の型部なのか曲げ又は絞り系の型部なのか)ではないですが、抜き加工でも絞り加工でも超鋼は非常に適しています。
例:弊社が最近設計した時計バンド組付けカム型は、
バンドの材質 SUS316L(フ-プ材4本)とチタン(フ-プ材2本)
プレスの回転数=250 1秒=約4ストロ-ク
6部品の加工と組付け仮成形つぶしまでに材料の接する部分は9割を超鋼
です。
高速プレス金型はカジリ防止に超鋼はお勧めです。
チタンにも適しています。
超鋼金型がSUS材に向かないというのは話の聞き違いのではないでしょうか?
ダイス鋼(例SKD11)と一部のSUS材(例SUS304)とは相性が悪いのでとくに絞り加工と条件の厳しい曲げ加工はタブ-(カジリを起こす)とされています。詳細は長くなりのすので省略します。
ご丁寧な回答をいただきましてありがとうございました。ステンレスをスリットした時、超硬丸刃の側面が磨耗した話を聞いたことがあります。15年前ですが・・・。今回、SUS301-CSP 3/4Hの板厚0.2mm材を10万個単位で打抜くことになり、金型をYXR7のハイス鋼にしました。発生している問題は、スクラップの浮き上がり、パンチの折れ(0.4mm×10mmのパンチ)、ダイの焼きつきです。現在、ステンレスの性質、金型の材質、ダイのテーパー、打抜き油等の見直しを実施中です。今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。
0002/11/30 00:00
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
はじめまして、結論から申し上げますと超硬のほうが良いでしょう。
私共も、金型の製作、及び加工を致しておりますが、間違いなく超硬の
方がハイス、粉末ハイスに比べ数段型持ちが良いでしょう。ただし、
超硬の特性を活かすためにも、面租度には十分気を使って下さい。ワイ
ヤーできりっぱなしでは、持ちも半減してしまいます。鏡面近くまで
仕上げてこそ、超硬の力を発揮します。また、パンチ側、ダイ側での
材質を変えることを覚えて下さい。メーカーにより呼び方は色々ですが
固めをパンチ側、柔らか目をダイ側に当社では、選定してます。
ご丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございます。私どもはステンレスの量産打抜きの経験がありません。今回、初チャレンジしていますが、なかなか難しく、基礎的な勉強が必要と痛感しております。いただいた有益な情報を生かし、作業改善を進めたいと考えています。今後ともよろしくお願い申し上げます。
0002/11/30 00:00
関連するQ&A
金型について
金型でメンテ後にさび止めスプレーをかけたんですが スライドの裏面にグリスをつけた箇所がありその部分と重なる可動側の入れ子の部分にさび止めスプレーはかけなくても大...
ニレジストの加工
いつもお世話になっております。 「ニレジスト合金」の加工見積もり依頼がきました。 経験が無いのでテスト加工をしたいのですが、 加工工具はどのような材種のものを...
鋳造金型について
鋳造金型の利点と欠点を教えて欲しいです!! 利点(欠点)の内容とその理由もあると助かります!!
SKD-11とDC53について
皆様お世話になっております。 自動車部品をプレス加工しております。 パンチ、ダイ等金型の部品を内製しておりますが、材質がDC53を使用したパンチが磨耗が早いよう...
ステンレスの磁性
オーステナイト系ステンレス(316L)の表面に,ステライトなどの溶射処理を施した場合,組織がマルテンサイト化して磁性を帯びるということはあるのでしょうか. 業者...
ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。