このQ&Aは役に立ちましたか?
難削材の新素材を加工する方法
2000/09/01 10:29
- 難削材(チタン,インコネル,SUS630等)を加工するためのマシニングセンタの仕様や切削条件について教えてください。
- 加工プロセスには主軸剛性や回転数、スピンドルスルークーラント、切削油の選定が重要です。
- また、適切な切削工具も重要ですので、切削工具についても教えてください。
難削材,新素材の加工方法
難削材(チタン,インコネル,SUS630等)を加工するにはどのような仕様のマシニングセンタを使用するのが良いでしょうか? 例えば主軸剛性,回転数,スピンドルスルークーラント,切削油の選定など教えてください.
また,また,切削工具,切削条件なども教えてください.
回答 (3件中 1~3件目)
加工コストや数量にもよりますが、コストかけないのなら、低速にてハイス系のエンドミル等でも加工可能です。超硬材種は高価なため、実用できないうちに折損という悲劇も充分考慮にいれるべきと考えます。私の実績では、ハイスエンドミルにては、MCはBT40、不水溶性切削油、回転は普通の炭素鋼の20分の1くらいまで落とし、シャクリで削るような条件を選び作業した実績があります。ご参考までに!
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
マシニングセンターの仕様ですが、重切削をしない程度の条件であれば、BT40番程度の機械で十分であると思います。但し、そのなかでも剛性があるに越したことはありませんし、ツーリングについても同様の事がいえます。工具についてですがあくまでもエンドミルで話をしますと、切削温度が高くなりますので、TiAinの超鋼エンドミルでねじれ角の大きいものを使用することをお奨めします。なぜならば切れ味のいいエンドミルを使用することによって、切削温度の上昇を防ぐことが出来るからです。また、TiAinは約1100度付近で酸化が始まりますので、それ以上高温にならないところで、切削条件を選定して下さい。おそらく低速側でV=2530m/min、高速条件が可能で有れば、V=150m/min辺りでの加工が可能ではないかと思いますが、あくまでも切り込みは小さく送りを大きくすることが鉄則です。また、質問内容とは関係ありませんが、チタンの切り粉は自然発火しますので、加工後の切り粉の管理は徹底して下さい。空のペール缶などに入れて、蓋をしておくといいと思います。
はじめまして、難削材で大変ですね!私共もモリブデンの加工で苦労
致しております。主軸の剛性は、勿論強固なものの方が良いと思います。
回転数は、大変遅くスピンドルスルーでは、工具強度が持ちません。
切削油は、粘度の高いものをお選び下さい。水溶性では無理だと思いま
す。また、マシニングの選定では、どのメーカーでも大丈夫ですが、
剛性のあるものをお選び下さい。