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0.2%耐力の値とは?
2023/10/12 23:21
- 自動車の部品設計で扱う0.2%耐力について、JISには記載されている物とそうでない物があります。
- 質問者は特にC5191PとC2600R-1/2Hの0.2%耐力について知りたいとのことです。
- 0.2%耐力は部品の耐久性を表す指標であり、それぞれの材料によって異なります。
【 銅の0.2%耐力の値 】
2002/07/24 20:29
自動車の部品設計をしているものです。
JISには0.2%耐力の記載されている物とされていない
ものがあります。 これはなぜでしょうか?
今現在特に困っているのが、以下の2材料です。
C5191P(調質なし)の0.2%耐力はいくつでしょうか?
また、C2600R-1/2H についても耐力がわかる方はいらっしゃいませんか?
回答 (5件中 1~5件目)
要求された材質は加工され無ければひずみ応力曲線に於いて軽ひずみ域でも直線関係はは得られません。補強材と併用して強度を保証する必要があります。耐力は無い物として設計される方が無難です。これら軟質材は一般には購入後種々の塑性加工を施されています。加工された形状について耐久試験をされるべきです。答になったでしょうか。
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前回の測定とは時期が異なりますが、測定値がありました。
C2801-1/4H 250
C1020-0 200
C1020-1/2H 275
ご存知とは思いますが、耐力は引張強さとほぼ比例しています。従って引張強さが高ければ、
その耐力は高くなります。
お礼
2002/07/30 14:19
ありがとうございます。
銅についてもよく試験をされているのには
驚きです。
素人と書かれていますが、とても素人とは
思えません。
非常に役立ちました。
しかしその都度伺うわけにもいきませんので、
何かまとめてあるものがあればよいなあと
思っておりました。
こういった情報をまとめて記載したHPなどは
ないのでしょうか??
tomotakaさん、お世話様です。
1)これらは引張試験時のテスト方向です。
LD:圧延方向
TD:圧延と直角方向
45:圧延と45°
2)ちなみに試験片は、JIS5号
試験速度は、25mm/min です。
補足
2002/07/25 22:00
ありがとうございました。
お言葉に甘えさせていただいて、
C2801-1/4H , C1020
の値はお持ちではないでしょうか??
1)JISは規格です。規格値の記載がないのは、JIS制定時不要と考えられたためと思います。
(外国規格には、耐力を規定した規格が多い)
2)お尋ねの耐力ですが、実測値があるので、参考に願います。(これらは、板厚0.3mmで測定してあります)
材質、 LD方向、45度、TD方向,(N/mm2)
C2600-1/2H, 231, 232, 252
C5191-0, 271, 268, 268
C5191-1/2H, 503, 495, 498
C5191-H, 564, 551, 555
C5191-EH, 645, 613, 618
お礼
2002/07/25 20:22
ありがとうございます。
JIS以外であれば規格があるかもしれないわけですね。 早速ISO,ASTM,MILなんかを探してみます。
ちょうど実測値があるというのに驚いております。
2600はともかく、5191のデータまでお持ちとは
思いませんでした。
電気関係の方なのでしょうか?
ところでLD,45度、TDというのはどういう方向なの
でしょうか?
材料の引張試験を行った場合、降伏点が出る材料と層でない場合があります。おっしゃっている材料は降伏現象が出ないので、伸びと引張強さしか記載されていないものと思います。
補足
2002/07/25 15:51
ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、軟鋼などとは違ってアルミや銅は
明確な降伏点は現れません。(下記リンク参照)
http://www.mech-da.co.jp/mechnews/pdf/MechNewsLetter2000-3.pdf
http://www.saitama-j.or.jp/~actment/baneset3.htm
とはいえ、銅やアルミの設計をする以上は、何かしらの値をベースを基に計算して形状を決めなければなりません。 一般に降伏点のない材料について設計するときには0.2%耐力を使って設計するのが常であり、
今回はその値がみつけられなかったということです。
これらはマイナーな用途に使われているため、
あるいは繰返しかかる外力などがない部分で使われているために、0.2%耐力がないのでしょうか。
お礼
2002/07/30 14:49
確かに、おっしゃる通りです。
加工していないまま構造部材として使用されるものは少ないですね。
しかし、なかには生材のまま挟まれるように使用される環境もありまして、いろいろと悩んでおります。
最終的には複合環境下で耐久試験も行っていかなければなりませんね。
アドバイスありがとうございました。