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プラスチックメッキ

2002/06/27 10:39

ABC樹脂成形品にクロムメッキ処理を施すにあたり、メッキ膜の固着(クロスカットテープ剥離)を安定して確保する為の、要因を教えてください。
工程:エッチング/キャタリスト/化学Niメッキ/硫酸銅メッキ/ニッケルメッキ/クロムメッキ

回答 (4件中 1~4件目)

2002/06/29 11:55
回答No.4

プラスチックめっき工程ではエッチングの良し悪しで品質が決まると言っても過言ではありません。
アンカー効果の確認はSEM2000倍で見れば良く分かります。ただ、化学ニッケル後に目視でも充分判別できます。光沢が有り過ぎればエッチングが弱く、光沢が出ていなければ密着は良好(ある程度の経験は必要ですが・・・)。
フクレについては、下記の要因が考えられます。
1.成形品のシルバー
2.成形品のガス焼け
3.エッチングが弱い
4.銅めっき・ニッケルめっき間の層間剥離
1・2は成形条件で次第。3はエッチング濃度が基準通りになっていればまず問題はないでしょう。(素材がめっきグレードであればの話ですが)
4は銅めっきとニッケルめっきの間で硫酸浸漬、又はソフトエッチング剤で銅めっきの表面を少し荒らしてやれば問題ありません。
成形品には最大限の注意を払う必要があります。成形が悪ければめっきをしてもまず良いものはできません(特にシルバー)。
経時変化は、下記の要因が考えられます。
1.下地金属の腐食(銅、ニッケル)
2.急激な温度変化で樹脂の収縮が起こり、表面にクラックやフクレが発生。
1はニッケルめっきが半光沢、光沢、マイクロポーラスの工程になっていれば長期間の耐食性は維持できます。2は一般的に銅めっきを厚くすれば大丈夫です。

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質問する
2002/06/28 12:55
回答No.3

短期の経時なら、樹脂の含水率も効いて来るかもしれません。
長期なら、酸素透過によって銅表面が酸化したというのを聞いたことがあります。

2002/06/27 12:38
回答No.2

エッチングの評価については、その表面状態を(おそらく)電子顕微鏡で観察することになると思います。ただ、経験を積めば目視で素材の荒れ状態を判別できるようになる…そうですが。
小さなフクレということですが、そのフクレがどこそうの間で発生するのかを突き止めるのが先決でしょう。樹脂と化学Niの間なら、脱脂やエッチングから化学ニッケルの間に問題があるということになります。
ちいさなふくれなら、工程間での飛沫の付着といったことも疑わなければなりません。
成形品に関してはなんとも言い難いのですが、射出時のゲート温度や金型温度が影響しないとは言い切れないでしょう。樹脂の含水率で問題になるのなら、大きなフクレになると思います。

2002/06/27 12:01
回答No.1

最も密着力に影響を及ぼすのが、エッチング工程でしょう。
ABS樹脂上へのめっきでは、密着力をアンカー(投錨)効果で得ていますので。エッチングが不足すると見かけの表面積のままで、真の表面積が増えないですし、過剰だと表面を荒らすより、溶解してしまうことになります。
まあ、その後のクロム酸除去の水洗から、キャタリスティング、アクセレーションといっためっきが開始するまでの工程も重要です。

お礼

2002/06/27 12:13

ありがとうございます。
聞きかじりの知識でも、エッチングがポイントだと思うのですが、その最適な程度を評価する方法はありますか?また、一部に小さなフクレの発生していることが分かりました。その原因として考えられるのは?成形品を提供している側にも要因はありますか?(樹脂の含水率とか)

ご丁寧な対応を有り難うございました。

何度もすみません。メッキの固着が経時で弱くなることはあるのでしょうか?あるとすれば、どんな要因が考えられますか?

質問者

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