このQ&Aは役に立ちましたか?
EPDMの加硫について
2023/10/13 13:17
- EPDMゴムの加硫方法と腐食の関連性について調査しました。
- 加硫剤に硫黄を使用したサンプルでは腐食が発生することを確認しました。
- 硫黄加硫とパーオキサイド加硫のコストや技術的なメリット、デメリットについて調査しています。
EPDMの加硫について
2003/01/13 16:45
電子機器メーカーに勤めているものです。
ゴムに関して初心者で、失礼な質問になるかもしれませんがよろしくお願いします。
基板の錫メッキ端子の腐食に関する調査を行っていて、ゴムから発生するガスが原因になっていることがわかったのですが、試験に使用したサンプル(メーカー)によって腐食の発生に違いが見られました。
何が結果に影響しているのでしょうか?教えてください。
●試験条件
・温度60℃、湿度90%の高温槽
・サンプルと基板をシャーレに入れて保管
●サンプル
・EPDM 60度 黒(両メーカーとも)
→片方は加硫剤に硫黄を使用し含有率が0.5%とわかっています。(こちらで腐食発生)
また、硫黄加硫とパーオキサイド加硫があると知りましたが、製品のコストや、技術的なメリット、デメリット、パーオキサイド加硫での腐食に関する情報があったら教えてください。
回答 (2件中 1~2件目)
基本的にゴム自体はハロゲン系(CR、CSM)はガスを発生させるのでよくありません。EPDMで配合内容を変えるのが一番速いと思います。配合変更の再に「汚染性」に関する試験を依頼するとよいと思われます。「JIS K 6267」に規定される試験方法でこれは接触による汚染性を調べるものですが参考になると思います。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
硫黄とパーオキサイド加硫との違いはその加硫結合の状態なのですが製品のコストから考えると硫黄加硫の方が安いと考えられます。(一般的に加硫剤が硫黄のほうがやすくなるため)
腐食の原因として考えられるのはブルーム(硫黄の抽出)が考えられます。硫黄はそのゴム配合の内容により表面に抽出される場合があります。また、それ以外の添加剤が抽出しているかもしれません。
パーオキサイドは実際にはさらに種類が細かくあるので一概には言えませんが接着がほぼ不可能になるデメリットが発生します。
お礼
2003/01/15 18:20
回答していただき、ありがとうございました。
今後の対策として、EPDMと違う材質にするのか、配合を変更した物にするのか、パーオキサイド加硫の物に変更するのか、調べて最適なものを選びたいと思います。
(アドバイスをいただけるとありがたいのですが・・・。)