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材料の被削性判断について
2023/10/14 20:25
- 材料を変更した場合の被削性の良し悪しはどのような指標をもって判断するのでしょうか?
- 思いつくところでは材料を削った場合の粗さや切削抵抗などが考えられます。
- 被削性には様々な要素が関与しており、その判断には総合的な分析が必要です。
被削性とは、どんな指標で判断するのか
2006/10/31 17:40
こんにちは。
材料を変更した場合の被削性の良し悪しはどのような指標をもって判断するのでしょうか?教えてください。思いつくところでは材料を削った場合の粗さや切削抵抗なのですが・・。
よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
1.材料の成分を知る。ミルシート(化学的成分、機械特性のデータ)を見て硫黄が多いと切削性は良い。
Ni,Ti,Alが増えると一般に熱に強い削りにくい特性。
Si,Moなども嫌ですね。
アルミだってピンからキリまで有りますよ。
アルミだからってなめない方が良いですよ。
とにかく切れてすべりの良い刃物を。
ハイシリコンならすぐにダイヤを使ってください。
2.加工硬化って言う現象もある。オーステナイトステンレスはドリル等の穴あけは難しい。「オー捨てないと」と逃げ腰になる。
3.面粗度をはかり山の形、大きさ、山の間隔が均等かを見る。
切りくずを見る。 工具選択、加工条件を評価する目安とする。
4.粘い材料も嫌です。何とかして切りくずを切る方法を考えてください。
ブレーカーや刃先形状であったり、切り込み角(刃先Rと切込み深さの関係)、送り(遅いばかりが良いという考えはやめ。)送りをあげて面粗度向上したいならワイパーを使って見る事です。
5.材料と工具の親和性を避けて。材料と同じ成分の工具は使わないとこです。アルミにアルミナとか、、、、
6.鋳物の表面は硬いですので刃持ちが悪いですよ。
深い切り込みで送りを早めで加工してください。
7.あくまで今までの経験からの回答ですので一般的かどうかは知りませんが、実績が上がってますので間違えではないと思います。
最後にタップやリーマーとかの加工に頭抱えてませんか?
かなり過去苦戦しました。今は何とか策は有りますが、長くなるのでやめます。
工具って日々進歩するのでこだわるって楽しいですよ。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
刃物の損耗、磨耗量での評価がありますね。
一定の加工量に対する磨耗量を測ったり、一定の磨耗量に達するまでにどれくらいの加工量が出来るかとか。
またドリルで貫通穴をバリの大きさや孔径で判断して、何穴空けられたかとか。
銅合金には詳しくないですが、鋼だと、高い刃物を使うと大差が無い場合でも、汎用の刃物を使うと差が出たりとか、条件に左右されるので、使用条件に合わせたモノサシを考えないと、評価が合わない場合があります。
私は、金属成分から読みます。
各金属元素の効能効果を把握し被削性をひも解いて行きます。
S・Pbの快削成分やNi(粘り)・Cr(硬)の成分その他の成分の配合比から想定して行きます。
協和石油ルブリカンツの内藤社長から教わりましたので聞いてみては
いかがでしょうか。
材料メーカー・工具メーカーに聞いても現場を理解していない方との話しは
現実味が無くNGでした。
お礼
2006/11/02 15:45
ありがとうございます。
ただし、物性からではなくほかの方法からひもときたいと思っております。理由は、明らかに物性の違うものではないこと(添加剤が少し異なる)とできれば材料以外で判断したいからです。ちなみに対象はCuです。