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切削速度について教えて下さい
2023/10/15 00:19
- 切削速度とは、金属加工において刃物が回転する速さのことです。
- 切削速度が足りないと、刃持ちが悪くなります。
- 切削速度が上がると、切削抵抗が減り、仕上げ面が良くなり、刃の寿命も伸びます。
切削速度について教えて下さい
2006/06/22 01:16
いつもおせわさまです、旋盤屋をやっております。
金属加工で切削速度が足りないと、刃持ちが悪くなります、
ネジきりなんかではてきめんですよね。
出来る範囲で周速を上げていくと、仕上げ面が良くなり刃の寿命も伸びます、
これは経験的に知って居る事ですが、具体的に刃先ではなにが起きているのでしょうか?
以前、超音波切削を検索した時に、
切削速度が上がると、切削抵抗が減ると書いてあったのですが、原理が判りません、
たとえば、ドリルの中心は切削力ゼロなのはわかりますが、そのすぐ外と最外周の切削力の差が生まれる理由を、出来るだけ平易な言葉で教えて下さい。
素材側から考えると、快削系の金属では周速が上げやすくなり、細かく分断されたキリコ(剪断された状況?)になりやすいのですが、これは関係ありますか?
それとも、単なる結果でしょうか。
回答 (6件中 6~6件目)
ドリルの切れ方の差は、私は「力のモーメントの差」と
思います。外周側にいくほど距離が大きくなります
距離=うでの長さ(L) ∴同じ力でもLが大きいほど
力のモーメントが大きくなる。
又、旋盤の場合は「材質」「硬さ」等でずいぶん切削性は
変化すると思います。
快削鋼という材料もある位ですから…
バイトの切れ味と被加工物の切削性能の見極めが重要と思います。
経験と知識を要すると思います。
削る時に被加工物の表面が凹むのではなく、バイトで疵が入る位で
ないと(バイトが突っ込む)尚且つ、バイトの刃先が損傷しない状態が
最良と思います。
そう考えると千差万別の組み合わせ(バリエーション)がありますが
仕事ですから納期もありコストもありますから「のんき」な事も
言えませんヨネ
又、被加工物の表面粗さも重要でしょうネ
荒れた表面でも硬さが無ければ問題ないでしょうが…
摩擦熱でバイトが熱変化しないような条件も必要でしょう
(セラミックは別)
底が深いお仕事ですネ ご精進ください。
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お礼
2006/06/23 01:00
ありがとうございます。
ドリルの場合外周寄りの方が、材料に食い付く力が強いってことですね<モーメント
またバイトの切れ味と言う意味では、レギュラーとSUS用の強ねじれのドリルを考えたら良いんだと思っています、強ねじれ(すくい角小)は切削抵抗が小さく発熱が少ないため、切削条件を上げられる……
じゃ、全てのドリルを強ねじれにしたらいいのかなというと、コストの問題にかかわってくるので、そもいかん。
町工場の2代目としては頭が痛い問題です、
はい、精進させていただきたいと思います。