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6063-T4押し出し材の硬度と押し出し温度との関係
2023/10/15 02:33
- 6063-T4押し出し材を海外から輸入していますが、一部の材料が硬度が高いものが混じって入ってきます。プレス時に硬度の高い物がクラックが入ってしまう可能性があります。押し出し温度の変化が原因ではないかと考えています。
- 温度が高くなると硬度は上がる可能性があります。メーカー側は押し出しのダイスを通過する時に生産の後半で摩擦熱でダイスの温度が上昇するため、温度が上がると硬度も上がると言っています。
- しかし、温度が低くなった場合にどのように硬度が変化するかは明確ではありません。関係性を調べても分かりません。アドバイスを求めています。
6063-T4押し出し材の硬度と押し出し温度との…
2006/03/18 14:06
6063-T4押し出し材の硬度と押し出し温度との関係
6063-T4押し出し材を海外から輸入していますが、どうしても一部1~3%位が硬度がかなり高いものが混じって入ってきます。 材料は入荷後ロールフォーミング、溶接、
プレスと加工を経て最終的にT6処理をしますが、プレス時に硬度の高い物がクラック
が入ってしまいます。 押し出し温度の変化が原因ではないかと考えていますが
温度が高くなると硬度はあがるのでしょうか、それとも温度が低くなってしまったときに硬度があがってしまうのかその関係性がいろいろ調べてみても分かりません。
メーカー側は温度が上がると硬度もあがる、その原因は押し出しのダイスを通過する時
に生産の後半で摩擦熱でダイスの温度が上昇するためと言っていますがどうも信用できません。 ご存知の方がおられたらアドバイスお願いします。
回答 (1件中 1~1件目)
ウチではプレス金型の設計製作をしています。
専門外なので、とんちんかんな答えになるかもしれませんがそのときはご了承ください。
「メーカー側は温度が上がると硬度もあがる、その原因は押し出しのダイスを通過する時に生産の後半で摩擦熱でダイスの温度が上昇するため」
これは上昇温度によると思います。
加工温度が何度になるのかが分かりませんが、材料が合金とか炭素が混入されているとか不純物が多くあると温度が材料の変態点に達すると組織の結合が複雑化し、硬度が上がる方向にあると思います。(特に急冷すると)
しかし、純度が高い材料(不純物が少ないもの)の場合は加熱しても結合自信が複雑化されないためほとんど硬度は変わらないと思います。
材料を精製するとき、たまたま他のものより不純物の混入や偏りがある材料があり、たまたま加熱する加工になってしまい、数パーセントの確率で硬度が他のものよりあるものになってしまっているのではないでしょうか。
自信はありませんが、参考になれば幸いです。
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お礼
2006/03/20 11:43
アドバイスありがとうございました。 確かに押し出し温度は500~510度で30度
前後の水で急冷しています。 また押し出し前のビレットの成分は確かにJISの範囲内
6063の材料では有るのですがスクラップ材の混入は結構有るはずです。更に追跡してみます。 ありがとうございました。