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金属表面上の塗布物質観察方法について
2023/10/15 05:25
- 金属表面上の塗布物質観察方法についての再検討を行いました
- 前回の評価ではきれいな観察面が得られなかったため、新しい方法を模索しています
- 樹脂の種類や評価方法の変更など、良い観察方法についてのアイデアをお待ちしています
金属表面上の塗布物質観察方法について
2006/01/11 11:15
いつもお世話になっております。
さて、現在金属表面上に塗布した物質の観察方法を検討しております。以前同様の評価を行ったことがあり、傾向はつかめましたがきれいな観察面が得られませんでした。
前回行った条件は以下の通りです。
?金属表面に物質を塗布する。
?金属を適当な大きさに切断し、ポリエステル系の樹脂で固める。
?固まった樹脂ごと研磨を行う。
?光学顕微鏡およびSEM観察を行う。
※金属は厚さ約1mmの板状試験片
※塗布する物質は、金属表面に強い付着力があるわけではない。また、水に対して良く分散する
※ポリエステル系樹脂が固化する時の凝集により、塗布物質と金属表面にスキマが空いてしまった。
今回は社外に出す資料となるので、きれいな観察面が必要となり再検討することとなりました。
何か良い観察方法(樹脂種の変更、全く別の評価方法など)があればご教授願います。よろしくお願い致します。
回答 (5件中 1~5件目)
観察する塗布物質が何であるのかによって埋め込む樹脂が変わるとは思いますが、私の経験では電着塗装とアクリル樹脂の組み合わせはダメです。
熱で拡散してしまいました。こうした場合には、市販のエポキシ接着剤を利用しています。
金属との界面に塗布物質があるため、研磨ダレが生じているのではないでしょうか?
それでしたら、塗布物質を挟み込む形で両側を(片側はすでに金属ですが)、より硬いもので支えてやるといいと思います。<回答(4)と同じです。
具体的には、前述のエポキシ接着剤で金属とかアクリル樹脂とかに貼り付けることになります。ただ挟んだだけでは隙間に研磨紛が入り込んでしまいます。
融点の低いウッド合金に埋め込むのも一案だと思います。
いずれにせよ、研磨作業そのものにかなりの注意を払わねばならないとは思います。
エポキシ樹脂とエポキシ接着剤は、基本的に同じ物です。
前者が主剤:硬化剤が100:1で混合して、型に流し込むのに対し、
後者は、1:1で混合して貼り付ける目的で使用するだけです。
ちなみに、前者は硬化剤量を調整しにくく、誤ると相当に発熱したり、硬化に時間がかかったりするので、私はもっぱら市販の金属,ガラス,陶磁器用の5分~15分硬化型の接着剤を使っています。
前者のメリットは、粘度が低いので減圧脱泡できることと、透明なので埋め込んだ状態が見えることでしょうか。
ウッド合金は、100℃以下の湯煎で溶ける合金です。塗膜の観察には適しているでしょう。埋め込み後にリサイクルも出来ます。ただ、金属の塊になってしまうので、研磨に時間がかかりますが。
試薬屋さんで入手できると思います。
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塗布面に密着するように、金属の板を密着させるという手もあります。
密着させた金属が、写真に写りこむなどの弊害がありますが...それは
パソコンで処理して(^^;
あるいは瞬間接着剤で、かっちり固めてから樹脂に埋め込むとか。
経験者ですが、トライアルアンドエラーでやってます。
お礼
2006/02/14 11:41
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
エポキシ樹脂に埋める際に金属の板を密着させて硬化させてみましたが、残念ながら改善できませんでした。良いアイデアだと感じたのですが・・・。
ありがとうございました。
収縮率が少ない樹脂がいいと思います。一番少ないのは、エポキシ系の
埋め込み樹脂です。ただ、埋めてしまうとワークが見えなくなりますが
ワークと樹脂の隙間は押さえられると思います。
お礼
2006/02/14 11:38
(間違えて補足に記入してしまいましたので改めて記入しました)
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
エポキシ樹脂を購入、実施致しました。隙間は若干生じましたが、資料の作成は何とか行えました。ありがとうございました。
補足
2006/02/14 11:35
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
エポキシ樹脂を購入、実施致しました。隙間は若干生じましたが、資料の作成は何とか行えました。ありがとうございました。
ポリエステル系の樹脂ではサンプルへの食いつきがあまりよくないと思います。エポキシ系の樹脂で硬化温度が上がらないもの(硬化時間が長いもの)であれば、サンプルとの間に隙間があきません。
また、そのようなサンプルを作って写真を撮ってくれる業者も多数ありますので、問い合わせて見てはいかがでしょうか?
お礼
2006/02/14 11:33
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
急ぎでしたので、弊社と取引のある商社に依頼し、エポキシ樹脂を購入、実施致しました。
硬化時に発熱が生じた為か改善はできたのですが、完璧な状態とはいきませんでしたが、資料の作成は何とか行えました。ありがとうございました。
お時間のある時で構いませんので、お勧めのエポキシ樹脂がありましたら、ご教授をお願い致します。よろしくお願い致します。
参考になるかどうか?なのですが、樹脂をアクリルタイプに変更されてみてはどうでしょうか。
私の経験ですとアクリルタイプだとアクリルパウダーと製品を入れて樹脂を溶解しその後ある程度圧力をかけたはずですのでポリエステル系の自然硬化タイプよりも隙間が開きにくかったように記憶しています。(塗布物質が熱に強いと良いのですが)
但し難点なのがアクリル系は硬化後固くてポリエステル系のカッターでは切断できません。
外部へ樹脂埋めと切断をセットで依頼されるほうが良いと思います。
研磨は通常の研磨方法で十分に研磨できますので・・・。
お礼
2006/02/14 11:24
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
急ぎでしたので、他の方のアドバイスを参考にエポキシ樹脂で行いました。
改善はできたのですが、完璧な状態ではなかったので、次回の機会にはチャレンジしてみたいと思います。
ありがとうございました。
お礼
2006/02/14 11:47
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
エポキシ樹脂を購入、実施致しました。ご指摘の通り、若干の研磨ダレ、研磨粉混入が生じていますが、観察倍率が低い為それほど目立ち難くなっているためそのまま評価を行いました。
追加の質問で申し訳ないのですが、エポキシ樹脂と接着剤は異なるものなのでしょうか?また、ウッド合金とはどのようなものでしょうか?お時間のあるときで構いませんので、今後の参考としてご教授願います。
ありがとうございました。