マクロについて解説します

「Ｍコードによるマクロプログラム呼出し機能」と「Ｍコードによるサブプログラム呼出し機能」というものがあります。
おそらくＮＣ装置のその機能を使用していると考えられます。

ＣＲＴ画面上のＮＣパラメータ（NC PRAMETER)画面ってご存知ですか？その中に『あらかじめＮＣパラメータにマクロ（サブ）プログラムの呼出しに使用するＭコード（番号）を設定しておくことにより、マクロプログラムの単純呼出し（Ｇ６５）、あるいはサブプログラム呼出し（Ｍ９８）と同様にマクロ（サブ）プログラムを呼出すことができる』という機能です。おそらくその機能を使用していると考えられます。

例えば、パラメータ７０８０番に「７５」を設定しておくと、Ｍ７５；指令だけでＯ９０２０を呼出すことができます。それはマクロ呼出しＧ６５　Ｐ９０２０；と等価です。Ｏ９０２０は固定です。
この「Ｍコードによるマクロプログラム呼出し機能」はＯ９０２０～Ｏ９０２９（固定）の１０個まででき、呼出すＭコードはパラメータ７０８０～７０８９番にの設定値に対応しています。Ｍコードにより、マクロプログラムを簡単に呼出すことができる機能です。これが「Ｍコードによるマクロ呼出し」です。
このＭコードはお客様だけのＭコードです。だれも解りません。

まず、ＮＣパラメータの７０８０番～７０８９番の設定値を確認してください。あるいは、質問のプログラムをシングルブロックで実行すればＯ９０xxが画面上に表示されるでしょう。もし、Ｍ７５；実行でＯ９０２９が実行されれば７０８９番に「７５」が設定されているはずです。

またＮＣパラメータ７０７１～７０７９番には「Ｍコードによるサブプログラム呼出し機能」というものがあります。
こちらはＭ９８　Ｐ９００１；と等価で、Ｍ７５；でＯ９００１を呼出しているかもしれません。

いずれにしてもＮＣパラメータの７０７１～７０８９番（Ｏ９００１～Ｏ９００９、Ｏ９０２０～Ｏ９０２９）の設定値を確認してください。それに対応するＯ９０xxをＭxx；で呼出し、Ｏ９０xxを『他の人が作った』のでしょう。

また、このパラメータ７０７１～７０８９番は機械メーカで機械出荷意時に設定させれている場合があります。くれぐれも９０００番台のプログラムは注意して取り扱ってください（蛇足）。

お礼

2007/11/26 23:40

お礼が遅くなり申し訳ございません。
とても分かり易い回答で感謝いたします。
もう少しがんばってみます。ありがとうございました。

質問者