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タングステン先端形状とアークの広がり
2023/10/15 09:24
- タングステンの先端形状は溶接の安定性に影響を与えますが、鈍角と鋭角ではアークの広がりが異なります。
- 試験によると、タングステンの先端形状が鈍角でも鋭角でも溶接形状に大きな違いは見られませんでした。
- なぜタングステンを尖らせると溶接が安定するのか、理由はまだはっきりとわかっていませんが、先端形状によるアークの制御が関係していると考えられます。
タングステン先端形状とアークの広がり
2007/10/15 17:06
教えてください。
弊社自動溶接機でSUSをTIG溶接を行っております。
TIGで使用するタングステンの形状についてですが、
『先端形状は鋭角に尖らせた方がいい』
とネットで調べたら出てきます。
しかしながら、形状が鈍角の場合と鋭角の場合で、アークの広がりがどう違うのかそこまで言及しているページを探すことが出来ませんでした。
弊社でもタングステンの先端形状及び母材とのベストな距離を探っておりまして、試しにタングステンが鈍角な場合と鋭角な場合とで、溶接形状を比較してみたのですが、あまり違いは見られませんでした。
なぜ先端を尖らせればよいのか、どのように溶接が安定するのか・・・
もしご存知の方がいらっしゃいましたらご教授下さい。
また、文献等ありましたら教えてください
すみません、追記します。
MILDさんとライズさんに回答してくださいまして、本当に感謝しています。
ライズさんのご説明と、MILDさんが貼り付けていただいたURLとで
矛盾(この言い方には語弊があるかもしれません)に困っています。
MILDさんのURLには
鈍角にすると、アークが集中
とありますが、ライズさんの文章には
鈍角にすると電流の幅が広くなる
とあります。
私も全く無知なので、電流とアークが異なるものなのかわかりません。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご教授いただきましたら幸いです。
回答 (2件中 1~2件目)
薄板を溶接する際は、鋭角に削り(約60度)
厚板を溶接する際は、やや鈍角(約45~50度)にしています。
低電流で溶接する時には、鋭角にしてやるとビートが安定します。
削り角度と電流の幅は比例するので、鋭角にすると電流の幅は
集中し、鈍角にすると電流の幅は広くなります。
溶かし込みを優先したいのなら鋭角。
ビート幅を広げたいなら鈍角。
ただ板厚にもよります。
高電流で鋭角にすると電極の持ちが短くなってしまいます。
失礼しました。実際に電極角度を計測して反対の
角度を明記してしまいました。
鋭角(30~40度)の間違いでした。
確かに教材とは反対の説明になりますね。
私は実体験よりコメントさせて頂いたので
実際には勘違いしているのかもしれませんね。
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研ぎ方によって広がりが変わります。(URL参照)
溶接士に電極を見せてもらいましたが、60°位でした。
同じ厚さのものを溶接するとしても、人によって多少
違うそうです。(職人の領域ですかね・・・)
↓こちらのほうが解りやすいですかね。
http://www.sanpo-pub.co.jp/omoshiro/freshman/post_389.html
溶込み深さを決定する要因
http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0070040100
ご参考下さい。
お礼
2007/10/18 15:44
『耳からうろこ』の情報、どうもありがとうございます。
無知で恐縮なのですが、ご説明いただいた削りの角度について、
60度の方が鈍角ではないかと思うのですが、この度数は普通の角度とは
また違うのでしょうか?