このQ&Aは役に立ちましたか?
電気メッキの剥離原因と素地とメッキの相性について
2023/10/15 11:19
- 電気メッキでの剥離原因や素地との相性について説明します。
- SS400、厚さ12ミリの300X300に一部溶接を施した部材を電気メッキし電着塗装した際に層間剥離が起こりました。ユニクロメッキでも同様でしたが、薄板での試験では剥離は見られませんでした。
- 剥離の原因は主に素地の溶接部の応力や不均一な表面処理、メッキ層と電着塗装との相性などが考えられます。詳細な原因を確定するためには実験や分析が必要です。
電気メッキの剥離原因について
2007/09/03 14:05
SS400、厚さ12ミリの300X300に一部溶接を施した部材を電気メッキ(有色クロメート8μ)し電着塗装した際に素地と電気メッキで層間剥離が発生しました。(テープ試験で簡単に剥離)
ユニクロメッキでも同様でした。また、薄板(4.5mm以下)も同様に行ないましたが剥離は見られませんでした。
考えられる原因を教えて下さい。
今回、素地とメッキ層の剥離でしたが、メッキと電着塗装との相性についても教えていただければと思います。
回答 (3件中 1~3件目)
金属めっき+金属めっきで似たようなことを体験したのでそのときのことを書かせていただきます。素地-めっき間の密着不足が大元の原因だとは思うのですが、電着塗装により発生した応力(圧縮か?)がめっきを引っ張って素地から引き剥がしてしまっているという可能性はいかがでしょうか?素地が薄い場合、応力を素地が吸収してくれているためはがれにくいのかもしれません。しかし、潜在的な密着力は厚さによらず同じで、「低い」可能性が高いです。(2)の方がおっしゃるように素地の表面状態を出来るだけ良い状態に持っていければ解決しそうです。それでも解決しない場合は電着塗装膜に発生する応力を抑えることで逃げることは出来ると思います。具体的にはいきなり通電するのではなく時間をかけてゆっくり通電すると効果があると聞いております。電圧を下げるのも有効かもしれません。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
素地とめっき層の剥離で考えられる一般的な原因は、まずは前処理不良。
脱脂不良,活性化不良が2大原因。
きちんと脱脂できているか?活性酸は生きているか?酸濃度が強すぎないか?弱すぎないか?
要するに、素材とめっきの間に余計な膜ができてしまうと密着が悪くなります。まずは前処理を調べてみてください。
お礼
2007/09/04 10:03
ありがとうございます。確かにそうですね。今回、電着塗装後に確認された不良でしたが、素地とメッキ層での剥離であるためメッキのみの状態でテープ試験にてもう一度確認し、メッキメーカーの確認を行ないます
ただ、厚板のみで発生しているのその影響は何かないでしょうか?
電子の電気量が問題を発生させているのではないでしょうか?
お礼
2007/09/04 09:46
ありがとうございます。電子の電気量がどのように影響するのかもう少し詳しく教えていただきたいのですが。
お礼
2007/09/05 11:31
解りやすい御回答ありがとうございます。
なるほど!あり得る気がします。みなさんの御意見を参考に現在、奮闘中です。
まずは
?電気メッキ上がりの製品で剥がれを確認
問題なければ
?電着塗装後の剥がれの確認
にて時期を特定したいと思います。
?であればメッキ工場での工程確認へ
?であれば御教授頂いた内容で試行してみます。