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TIGメタルの供給とクレーター処理
2023/10/15 17:31
- TIGメタル供給とクレーター処理の違いと使い分けについて説明します。
- ニッケル鋼のクレータの作り方の特徴について解説します。
- TIGメタルの供給方法やクレーター処理のコツについて詳しく教えてください。
TIGメタルの供給とクレーター処理
2007/03/24 22:45
メタルをチョンチョンと送るのと、連続的にプールに入れっぱなしにするのとでは、
何がどう違いどう使い分けるんですか?
また、ニッケル鋼のクレータの作り方の特徴を教えてください。
適当に盛ってる様にしか見えません。
回答 (2件中 1~2件目)
先ず、分かりやすい例で、逆に考えてみましょう
チョンチョンと入れている時はどんな時ですか?
入れっぱなしにしているのはどんな時ですか?
いろいろな溶接をしていると、連続的に入れていられない時と、
反対に悠長に断続的に供給できない時がありますよね。
次に、仕上がりの機能を考えてみましょう。
回答(1)にもありますが、溶接には要求品質があります。
TIGを使う場合、多くはノリづけや造形だけが目的でないと思います。
粘土細工でも同じですが、外観形状が同じなら中がどうでもいい事は
恐らくないでしょう。
例えば、1枚板の端を細く切り落とします。
次に、板を2つに断ちます。
2つに分けた板を突き合わせ、最初に細く切った端を溶棒にして溶接します。
知識と経験と技術のある作業者が、理想的に溶接した場合でも
元の材料と溶接した部分の組織は違うものになります。
しかしながら、このなるべく理想的な溶接をするための基本として、
プールを作り、そこにメタルを供給する、という技術が必要になります。
見ながら、必要に応じて溶加させるのです。
上に盛っただけでは充分に溶け込みません。
均等な組織も得られませんし、内部欠陥も分かりません。
薄板に溶棒を突き当てていると裏に出てしまいます。
クレータ処理についてですが、言葉で伝える難しさを感じます(笑)。
「適当に盛る」は正解にも取れ、それでいいのか不安にも取れます。
母剤側に対する入熱量を下げるのは正解です。
「融合不良」という表現は微妙ですね。
盛り上がっていればクレータでなくなるというのは一面の事実です。
しかしその下がどうでもいいとは勿論言えません。
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質問の意味を完全に理解をしていませんが、要は溶接棒をプールに入れっぱなしでは都合が悪いのか?というご質問でしょうか。
この解釈で私が分かる範囲でお答えします。
溶接棒をプールに入れるタイミングは電圧、電流値で決まります。
それに溶接棒の太さにも関係してきます。
講習会などに行かれると違い、考え方がよく分かりますが、
講習会ではまずプールを作り、プールを壊さないように溶接していくことが基本と習います。
ですが、Tigを見よう見まねで覚えた人の作業を見ているとほとんどプールを作らず、肉を母材の上に置いているだけで溶接棒は入れっぱなし。
私も初めはこの感覚でしたね。
学術を完全に無視し、見よう見まねで作業をするとTigの本来の性能は出ないと講習会で習って私自身びっくりしたことを覚えています。
(今ではTigに限らず、ものづくりすべてに共通すると考えます。)
このような質問は過去にたくさん出てきています。
そちらも参照してみてはどうでしょうか。
ついでにもう一つ講習での発見を言いますと、Tig溶接をする際の左手(溶接棒を持つ手)の形はどうしていますか?
文章では説明が難しいですが、講習で習う持ちかたは鉛筆持ちではありません。
この辺も調べられたら面白いのではないでしょうか。
お礼
2007/03/31 22:19
やはり1から勉強するべきですね、ありがとうございました。
お礼
2007/03/31 22:35
ありがとうございます。
プールが壊れない程度に必要に応じて溶加させる。
電流が低いときはゆっくりと、高い時はたくさん、それでも足りない時は連続的に・・・てな感じで問題ないんでしょうか?
クレーターはだんだん入熱量を下げて最後は融合不良させる様な感じで上に乗せるだけ・・・で問題ありませんか?