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硫酸濃度の測定方法は?
2023/10/15 22:36
- 硫酸銅電解銅メッキ液を使用して硫酸濃度を管理したいが、中和滴定では正確な値が出せない
- 使用しているメッキ液の硫酸銅濃度は100g/ℓ、硫酸濃度は150g/ℓ
- メッキ液を薄めて滴定し、沈殿物を避ける方法を教えてほしい
硫酸濃度の測定
2008/11/19 05:13
硫酸銅電解銅メッキ液を使用しています。
硫酸濃度を管理したいのですがうまく測定できません。現在用いている方法は中和滴定です。
メッキ液中の銅イオンと反応してしまい、正確な値が出ていないように思います。何かよい方法はないでしょうか?
『参考資料』
使用しているメッキ液
硫酸銅濃度 100g/ℓ
硫酸濃度 150g/ℓ
滴定方法
1.メッキ液1mlをとり、100mlにメスアップ。
2.↑の液から10ml取り出し、水50mlを加える。
3.0.1NAOHで中和滴定。
*沈殿物ができてしまうため薄めて滴定しています。
回答 (2件中 1~2件目)
参考書から
?めっき液5mLをビーカーに採取して、メチルオレンジ指示薬数滴加える。
?0.5mol/L NaOHで滴定。赤紫→オレンジ
終点の判断が難しいので、標準液を作って確認されたほうがいいでしょう。
硫酸(g/L)=mL×4.9×f
150g/Lと濃いのでサンプリング量は減らしたほうがいいかも。
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硫酸銅はpHが高くなると水酸化物を形成してしまいますので、フェノールフタレインの様に変色領域がアルカリ性の指示薬を用いてしまうと、終点に到達する前に硫酸銅の水和反応に水酸化ナトリウムが消費されてしまいますので、正しい値は得られません。
もし、フェノールフタレインを指示薬として用いているのであれば、メチルオレンジ(変色領域:pH=3.1~4.4 赤色→橙色)に変更されてはいかがでしょうか。
終点がpH<7であるのは違和感があるかもしれませんが、当量点でのpH変動は垂直立上げに近いものがあるので、変色領域がpH=4でも十分な値が得られます。
これであれば、正しい硫酸量を測定出来るはずです。
ご参考になれば幸いです。
※沈殿物が発生していることから終点pHが高いと判断し、フェノールフタレインを指示薬として用いていると勝手に想像しました。間違っていたらすみません。