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樹脂の溶解性についての要因と影響 | 溶解パラメータ(SP値)以外にも考慮すべき要素はある?
2023/10/16 05:22
- 樹脂の溶解性には、溶剤と樹脂の相互作用や化学的特性などの要因が関与しています。
- 一般的には、樹脂と溶剤の相性や溶剤の極性、分子量、揮発性などが溶解性に影響を与えます。
- また、溶解パラメータであるSP値以外にも、樹脂の結晶性や分子構造、孔構造などが溶解性に影響を与えることがあります。
溶解性について
2008/07/30 08:44
樹脂を溶剤に溶解させています。
種類によって溶解するものしないものがあると思いますが、どのような要因が考えられるでしょうか?
溶解パラメータ(SP値)も1つの基準になるかとは思うのですがSP値以外に何か溶解するしないの要因はあるでしょうか?
例えばケトン系の溶剤にポリエステル系の樹脂を溶解させる場合、SP値だけ見ればほとんど差はないのですが、ポリエステル系でも種類によっては溶解するものしないものがあるのですが。樹脂に関して素人なものでして何かご教授頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
ポリマーの溶解性は、確かにSP値が唯一つの目安です。しかし、例外のない化学法則はない、むしろ例外の意外性が化学の真骨頂かもしれません。
例えば、ダイオキシンには210種の異性体があるが、毒性があるのは15種だけ、その毒性も史上最悪からちょっとだけとさまざまで、残りの195種のダイオキシンは無害です。理屈や理論ではなく1ヶ1ヶ動物実験で確認するしかありません。
低分子量物の蒸気圧などの理論を高分子量物にまで拡張している”無理(?)”があるのではないのでしょうか?
高重合度になればなるほどポリマーは例外なく溶解困難になります。GFなどの添加物でポリマー分子鎖の二次的凝集結合力が強くなると高温にしても溶解には時間がかかるようになる。化学的要因に物理的要因もからんでくるように思われます。
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溶解に関してのアドバイスと少し異なりますが、
小生は、樹脂の耐薬品性で、溶解や膨潤等を確認しています。
膨大なデータとなりますが、樹脂パッキンメーカーでは、データを揃えて
いますので、それ等のデータで貴殿なりに分析(メーカー問い合わせを
含めた)をしてみてはいかがでしょうか?