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シリコンゴムの弾性劣化について教えてください
2023/10/17 13:39
- シリコンゴムは弾性劣化することはありませんが、数年使用した場合には経年変化が生じる可能性があります。
- シリコンゴムは圧縮することで基板上の接点との接触を保つため、弾性の低下が心配されます。
- 通常の事務所環境での使用では、5年や10年経過しても接触圧が低下し導通不良になる心配はありませんが、温度サイクルや高温多湿などの環境条件が影響する可能性があります。
シリコンゴムの弾性劣化
2009/07/17 18:32
シリコンゴムは、一般的に弾性劣化しないと聞きますが、
大丈夫なのでしょうか?
数年使用した場合の経年変化、弾性劣化について教えて
ください。
使い方は、シリコンゴム(先端カーボンチップ)を圧縮
(押し潰し)して、その弾性で基板上の接点との接触を
保つ構造で通電させる構造での使用を考えています。
通常事務所環境での使用ですが、5年、10年した際に
弾性劣化して接触圧が低下し、導通不良にならないか
心配です。
当方品証の立場で、設計に話をしていますが、多分
メーカに聞くことになり、そのメーカが信用できないので・・・
情報を教えてください。
また、加速試験などの方法案もあればお願いします。
温度サイクル、高温多湿など何が影響が大きいのか!?
回答 (2件中 1~2件目)
ゴムである以上、「いつまでも弾性劣化しない」ということはないと思われますが、有機ゴムに比べて耐久性、耐候性、耐熱性などに優れています。
それは Si-O-Si というシロキサン主鎖がイオン結合性もあって結合力が強いためと説明されます。
携帯電話やパソコンのキーパット用途にシリコンゴムは長い実績がありますから数年単位で過酷な使用環境でない限り、弾性劣化は問題ないかと思います。
ということで「キーパットに使われているグレードのシリコンゴムについて」ということでメーカー/代理店に質問されてはいかがでしょうか。
なおシリコンゴムには大別して、加熱して硬化成形するHTVと、シーラントなどと称して室温で硬化するRTVがありますが、キーパット用途はHTVです。
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シリコーンゴムも粘弾性体ですから、応力緩和し経時的には接触圧は低下してくると思われます。
加速因子としては、温度が一般的だろうと思います。温度を変えて応力緩和を測定し、時間-温度換算則で5年後,10年後を推定する方法がよいのではないでしょうか。時間-温度換算則はネット検索で色々ヒットすると思います。ご確認ください。
応力緩和を加速するのは温度(高温連続)だと思います。また、その方が理論的な長期予測がやりやすいと思われます。
なお、応力緩和は弾性変化(低下)ではありますが、劣化とは意味が異なります。
お礼
2009/07/21 17:27
回答ありがとうございます。
やはり劣化するのですね。
試験する場合の、加速因子の温度は、
サイクルor高温連続どちらが適切でしょうか?
お礼
2009/07/27 09:57
回答ありがとうございます。
やはり数年ということでは弾性劣化しないのですね。
詳細資料は、ゴムメーカーに直接依頼しようと思います。