このQ&Aは役に立ちましたか?
電気抵抗による発熱計算と実測値の違い
2023/10/17 15:17
- 電気抵抗による発熱計算について悩んでいます。電気抵抗発熱は通常、I^2(電流)×R(抵抗)×T(時間)とされますが、実測値と計算値が合わず困っています。
- 実測してみると、計算値よりも立ち上がりが大きく、徐々に放熱するため、比例グラフにはなりません。放熱だけの影響であれば、立ち上がりの上昇は計算と合うはずですが、実際は計算よりも高い上昇をします。
- どのように計算をすれば良いのか、どの要素が影響しているのか分からず困っています。アドバイスをお願いします。
電気抵抗による発熱計算
2009/06/17 17:03
現在、電気抵抗による発熱について、計算値と実測値が合わず悩んでいます。
一般的に、電気抵抗発熱は、I^2(電流)×R(抵抗)×T(時間)だと思いますが、この場合、発熱は時間に比例して上昇するはずです。
しかし、実測してみると、立ち上がりの上昇が計算値よりも高く、さらに徐々に放熱するため、比例グラフにはなりません。
放熱だけの影響であれば、立ち上がりの上昇は計算と合うはずなのですが、実際は計算よりも高い上昇をします。
どのように計算をすれば良いのか、どのような要素が効いているのか、お分かりになる方がみえたらアドバイスをお願いいたします。
回答 (2件中 1~2件目)
参考URLを開き,下の方の「熱の計算」から★温度上昇計算を選んでください。
計算のメニューが出ますので,仮に以下のような数値を代入してみましょう。
物体の温度上昇または温度降下
物体の質量A: 1 kg
物体の比熱B: 461 J/kg ℃(加熱する物体を鉄と仮定して)
放熱部分の表面積C:0.015 m2(直方体と仮定したとき)
物体の初期温度D: 20 ℃
物体表面の放射率E: 1
対流による熱伝達率F: 7 W/m2 K
雰囲気温度G: 20 ℃
加熱容量H: 10 W
設定 表示間隔: 100 秒
表示数: 100
別画面で時間に対する温度上昇値が表示されます。
数値を適宜変更して,温度上昇の様子がどう変化するか確かめてください。
全部は説明しないでおきますが若干のヒントです。
初期の温度上昇速度を決めるのは,物体の熱容量と加熱パワーです。
最終的な温度上昇を決めるのは,物体表面の対流と放射による放熱量と
加熱パワーの関係です。
制御系の勉強をなさっていれば「1次遅れ」というような言葉をお聞きに
なっているかもしれません。温度上昇の様子も,単純化すれば「1次遅れ系」
で表せます。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
電気抵抗が発熱により、一般的に上昇することを考慮していますか?
抵抗が2倍に増加すると仮定すると、電流値は半分ですがI^2Rの
式の通り、発熱量は半分になってしまいます。