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プーリー止めネジの角度について
2009/01/29 13:37
- 構造設計でモーターの軸へプーリーの固定を考えていますが、プーリーの選定で角度が90度のタイプと120度のタイプがあります。この固定角度の違いが分かりません。
- 軸に対する固定角度が勉強不足の為分かりません、すみませんが御教授願います。
- プーリー止めネジにおいて、90度のタイプと120度のタイプの固定角度の違いについて教えてください。
プーリー止めネジの角度
構造設計でモーターの軸へプーリーの固定を考えていますが、
いもねじで固定するのにプーリーの選定で角度が90度のタイプと120度のタイプがあります。
この固定角度の違いが分かりません。
軸に対する固定角度が勉強不足の為分かりません、すみませんが御教授願います。
質問者が選んだベストアンサー
角度が90度のタイプと120度でも,抜け止めとしての機能上は変わりません。
ただし,軸とプーリーの軸穴のはめあい公差が甘いとプーリーはそのスキマ
分(厳密にはスキマの1/2)中心がずれます。これが回転むらの原因になるこ
とも考えられます。その振動で止めねじが緩む可能性もあります。
2点止めのねじだと軸の接触点は軸穴との接点と合わせて3箇所です。
止めねじを締め付けたときねじにに加わる分力を考えれば,同じ摩擦保持力
を得るために必要な締付力は120度の方が小さくて済みます。つまり,軸と軸
穴との接点にWの力が加わるとし,ねじの角度をθとしますと,ねじ締付の分力
は120度のとき W・arccos(θ/2)=2W, 90度のときは√2Wで表されます。
要はプーリーに発生する軸直角力に対し,120度の方が大きな締付力を発生す
るため,ゆるみに対し強いあるいは緩み難いことになります。
90度の場合はタップ穴の加工面で有利ですが,MC加工を考えればコスト面で
もさほど違わないと思います。
特別の理由が無ければ120度のほうをお勧めします。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
プーリーメーカーに、聞いてみては?
お礼
2009/01/29 15:38
回答有り難う御座いました。
確かにメーカーに聞くのが確実かもしれません。
お礼
2009/01/29 15:45
分かりやすい回答有り難う御座いました。
90度よりも120度の方が締付力が大きいのは知りませんでした。
今後の選定の参考にさせて頂きます。