このQ&Aは役に立ちましたか?
NC旋盤ネジ加工時の主軸回転速度低下について
2023/10/18 00:41
- NC旋盤でアルミ鋳造品にネジ加工を行っていますが、主軸回転速度が低下し、加工精度の保障ができない状況です。
- 主軸モーターの特性は30分定格出力(3.7kw)連続定格出力(2.2kw)、30分定格トルク(13.2N・m)連続定格トルク(8N・m)となっています。
- ネジ加工時の主軸回転速度低下は通常起こるものなのか、旋盤加工に詳しい方のアドバイスを求めています。
NC旋盤ネジ加工時の主軸回転速度低下について
2010/10/20 23:24
8,000回転まで回せるNC旋盤でアルミ鋳造品(ADC12)にネジ(M50x1.5)加工を行っています(8回挽きで加工)。
ネジ加工時に主軸回転速度が低下し、最初800回転でネジ加工を試したところネジピッチが出ませんでした。
そこで回転速度を倍の1,600回転にしたところ主軸回転速度は低下しているもののネジピッチは出るようになったのですが、これでは加工精度の保障は出来ないのではないかと思っています。(現在は、2,400回転で加工しています。)
主軸モーター特性は30分定格出力(3.7kw)連続定格出力(2.2kw)、30分定格トルク(13.2N・m)連続定格トルク(8N・m)となっています。
このようなネジ加工時の主軸回転速度低下は通常起こるものなのでしょうか?
どなたか旋盤加工に詳しい方、アドバイス頂ければ幸いです。
質問者が選んだベストアンサー
小型の精密部品用のNC旋盤だと思います。最高8000回転仕様の機械で
800回転時では極端にトルク低下になってしまい、ネジ切り時の負荷で
回転数が下がってしまいます。
解決方法として、ネジ切り回数を増やす、最高回転数を機械メーカーに言
って下げてもらう。
現在は2400回転で加工しているとの事ですが、問題なければ、この
回転数でネジ切り回数だけ増やしてはどうでしょうか
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (6件中 1~5件目)
私も同様な経験をしたことがあります。
十年以上も前のことで、ねじのサイズは忘れてしまいましたが、
ねじ加工以外はまったく問題なしで、
ねじ加工だけが主軸回転が下がってしまいうまく切れない。
最高回転数4,000min-1・連続定格出力5.5KW・連続定格トルク107Nmの精密旋盤で、
これらの数字だけからすると問題なさそうなねじ加工なのに、
以外の主軸モータ等の特性が関係するようで、
結局そのねじ加工は他機ですることになりました。
お礼
2010/10/25 08:25
ありがとうございます。
そう言うことも有るのですね。参考にしてみます。
回答(3)の方と同じくプログラムで1つ気になります。
G96の周速一定制御モードは解除されていますか?
切り込みの度に主軸回転数が変化する場合はこれが疑われます。
お礼
2010/10/22 08:02
ありがとうございます。
G97はプログラムに入れていますので、この関係では無いようです。
普通その程度の加工で回転下がらないと思います。
他を疑った方がいいのではないでしょうか。
よくあることで、前の加工から回転が下がらないうちにねじ切り始めたとか
お礼
2010/10/25 08:30
前の加工をねじ切り加工と同じ回転数にして加工確認してみました。結果は、変わらず同じように回転数量低下していました。
他の原因が無いか検討してみます。
参考になりました。ありがとうございます。
なんかへんだな? 加工プログラム 教えて頂けますか
まず G92ですけれども 最初のX49.0だけG92指令し あとは 削除して下さい ネジ切加工終了したら 必ずG00で元にもどすこと わすれなく。
お礼
2010/10/22 07:57
ありがとうございます。
一番最初にねじ加工したときのプログラムは
G00x46.Z22.S800;
G92X48.56Z7.5F1.5;
G92X48.76Z7.5;
G92X48.96Z7.5;
G92X49.16Z7.5;
G92X49.36Z7.5;
G92X49.56Z7.5;
G92X49.76Z7.5;
G92X49.96Z7.5;
G92X50.106Z7.5;
で行いました。
現在では、いろいろ試して
G0G97G99X46.Z60.S2400T3M3
G00X46.Z30.
G92X49.Z7.5F1.49
G92X49.4Z7.5
G92X49.7Z7.5
G92X49.9Z7.5
G92X50.Z7.5
G92X50.1Z7.5
X50.1
G92X50.16Z7.5
で加工を行っています。こちらでも、やはり加工時主軸回転数低下しています。S800の時より低下幅は減少しています。
考えられる事。
機械能力はそのままとした場合で・・・
回転数800r/m → ピッチエラー → 構成刃先ができて抵抗増大
・回転数が低いと構成刃先が出来易い
・アルミは柔らかく延性が有り構成刃先ができ易い
構成刃先の参考URL
http://unit.aist.go.jp/dmrc/db-dmrc/cutting/basic/built-up_edge/build-up.htm
M50、P=1.5の切り込み量(Φ50-Φ48.376)÷8回=0.203mm
単純に8で割りましたが平均0.2mmは抵抗が大きい。
バイト片面でなく両面切削にも注意
凸形の切り込みなので切り屑の排出方向が両刃面で干渉し易く抵抗となる。
1.6mm÷8÷2=0.1でした。両面で0.2mmと考えます。
お礼
2010/10/22 08:07
ありがとうございます。
なるほど、ねじ加工時の加工負荷が他の加工に比べて大きくなる(2倍)となると考えないといけないですね。
参考になりました。
お礼
2010/10/21 09:14
アドバイスありがとうございます。
やはり主軸トルクが加工負荷に負けているのでね。
2400回転で加工していて、今のところ加工不良は出ていませんが全数量の検査をしている訳ではありませんので気付かない内に不良を作らないか心配しています。
ねじ切り回数を増やしても主軸回転数が低下していますので、最高回転数を下げられないかを機械メーカーに問い合わせてみます。
大変参考になりました。
ありがとうございます。