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パンチの高さ差が大きい場合の問題点とは?
2023/10/18 02:52
- パンチの高さ差が大きいと、プレスダイハイタトの設定に影響が出て、外形抜きパンチが過剰に入り込んだ状態になる可能性があります。
- 高さ差が大きくなると、まるパンチの劣化が進み、触った感じがざらざらになることがありますが、外形抜きパンチは問題ありません。
- パンチの高さ差が大きくなると、パンチが痛みやすくなる可能性があります。
まるパンチと外形抜きパンチの高さの差が大きいと
2010/08/02 23:04
送りぬきの金型で、
○パンチ 外形抜きパンチという型で
規格品の○パンチが触った感じ1~2ミリ程ざらざらと劣化している感じなのですが、 外形パンチはOKです。
この場合パンチだけを研磨すると 外形抜きパンチと まるパンチの高さの
差が大きくなりますが、
この差が大きい場合の問題点というのはどのようなものがあるのでしょうか?
短くなったパンチの方にプレスダイハイタトが設定されるから
外形抜きパンチが必要以上に入り込んだ状態になり
何かの時に痛みやすくなるというような事とか
他にどのようなことがあるでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
パンチの高さについては、抜き荷重の軽減のため、意図的にパンチの高さを変えて製作する場合もあるので、高さの違いによる影響はあまりないと考えます。ただブランクと丸穴が違うタイミングで抜かれるので、位置決めやワークの保持(押え)に関しては、それなりに留意した方がいいと思います。
パンチが深く入った場合は、パンチの側面がワークをこする距離が長くなるので、より痩せる(細くなる)傾向になり、穴径が小さくなったりバリが出たりするようになります。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
外形に近接した穴では、穴加工で外形が変形したりします。大きな穴と小さな穴が近接している穴を同時に加工すると、大きな穴の振動等の影響で、小さな穴にバリが出やすくなる等の問題があります。
<ミスミ技術講座:抜き加工のいろは(その2)穴抜き加工>
http://koza.misumi.jp/press/2001/01/23_2.html
<当社の設計規準>
小径穴と接近したトリムを含む抜きの最小距離:板厚の2.5倍(一般材)
抜きパンチの落差:板厚及び接近した小径穴は板厚の約2/3短く設定
ダイス側のパンチ食い込み量は短いパンチ側規準で、設定値:1.0mm
カストリ力は一般抜きのカストリ力+3%増加(抜き荷重に対し増加)
参考になればとアドバイスします。
<補足の回答>
抜きパンチの落差はパンチの刃先面の段差(パンチ長さ違い)と考えてください。
お礼
2011/05/25 08:59
追記ありがとうございます。
補足
2010/08/04 07:01
ありがとうございます。
>抜きパンチの落差:板厚及び接近した小径穴は板厚の約2/3短く設定
すいません。
パンチの落差というのは パンチの長さのことでしょうか?
補足
2010/08/04 07:03
ありがとうございます。
参考になりました。
あまり高さが異なってきたら 規格品パンチ側を交換した方がいいですね。
まるパンチと外形パンチの高さが違うことで、
シャー角をつける場合の様に一度にかかる荷重を分散
させるような 効果があるのでしょうか。