このQ&Aは役に立ちましたか?
芯出し作業のポイントと注意点とは?
2023/10/18 04:28
- ポンプやモーターの芯出し精度について、ゴムカップリングを使用している場合の必要な精度について検討しています。
- 芯出し精度の具体的な値について、実際の値とダイヤルゲージの読み値の関係について調査しています。
- 面間の誤差を修正するための方法について、シムライナーの追加やファン側からの調整の方法について検討しています。
芯出し作業
2010/06/21 12:09
はじめまして。
現在の職場で設備機器の保全業務を担当しているのですが,現在まであいまいなままでやってきたことがありまして,その点についてお尋ねしたいと思います。
1.ポンプやモーターの据付け時に芯出しをするのですが,ゴムカップリングを使用して直結している場合に芯出しの精度としてどの程度必要でしょうか。普段+-5/100を心がけているのですが,先輩方の中には「ゴムカップリングの場合は少々の誤差があってもかまわないから20~30/100ぐらいは大丈夫。」という方もいます。確かにゴムである程度は吸収するので・・・とも思いますが,実際にはどうなのでしょうか。
2.芯出し精度で5/100といった場合,その値は実際の値(誤差)ですか?それともダイヤルゲージの読み値でしょうか?(読み値ならば,ゲージで5/100の場合,実際の誤差は2.5/100になると思いますので。)
3.面間の誤差を見た時,例えばモーターのカップリング側が5/100低い場合には,シムライナーを誤差の二倍分(この場合は10/100)カップリング側に追加するか,ファン側から抜くかをして水平をとっております。このやり方は先輩方に聞いて現在実践しているのですが,何か数学的な根拠のある修正方法なのでしょうか。根拠のある数式等あれば教えていただきたいです。
4.技術の森の過去ログで芯出し方法に関する記述を見たのですが,芯出しをする場合にモーターを留めているボルトは2箇所のみを外しモーターを浮かすとありますが,この方法ではシムを敷くためモーターを持ち上げた際に,緩めていない2本のボルトに負荷がかかるので,ボルトに対してよくはないのではないでしょうか。また4本同時に緩めても芯出しに影響はないような気がするのですがどうでしょうか。
以上の4点についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
回答 (2件中 1~2件目)
長年ポンプを扱ってきた者として、書かせて頂きます。
?芯ブレの程度について
撓み軸継ぎ手を使用する場合、確かに0.2~0.3の芯振れがあっても問題なく運転は出来るでしょうが、時間と共に芯は狂ってきます、少なくともセット時には芯の振れ2.5/100以下にはしたいですね。
?の芯の振れの表示について
芯出し精度5/100と言えば、芯の振れが5/100、ゲージの読みの差10/100だと思いますが、芯ブレ精度2.5/100は確保したいですね。
?芯出し作業の進め方としては、
1、モーター側、ポンプ側のそれぞれのカップリング自体の径方向の振れと面の振れ精度を測定しておきます。
2、次にカップリングの外径振れと双方カップリングの面間の隙間4箇所(上下左右)を測定して、モーターの全体を上げるのか?、前だけ?、後だけ?を上げる、さげるを判断してシムライナーで調整します。
幾何学的な関係は、カップリングの高さ位置、カップリングと足位置との関係で御自分で考えてください。
?どのボルトを緩めるか
ボルトは緩めるだけで外すことはありません、前だけにシムを入れるならば、前を少し大きく、後は少しだけ緩める。
どのボルトも締めたままでは無理がきます。
以上、お役に立てれば幸いです。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
1.カップリングのスペックにもよる
2.そもそもダイヤルゲージは測定物に対して垂直に当てないと正しい値は出ない
3.測定位置と取り付け位置の否
4.作業性の問題 短期なら問題ない
ジャイロ効果を狙って真ズレを調節を助けてる