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トランジスタをスイッチとして使用する時の設計方法
2023/10/18 06:20
- トランジスタをスイッチとして使用するときの設計方法について解説します。
- トランジスタをスイッチとして使用する際に注意すべき点について説明します。
- ISA1530AC1を使用して問題ないか確認する方法について解説します。
トランジスタをスイッチとして使用する時の設計方法…
2010/05/11 22:39
トランジスタをスイッチとして使用する時の設計方法について
トランジスタをスイッチとして使用するとき
IB=0.5mA流して負荷電流(Ic)を50mA流すよう設計する場合
ISA1530AC1を使用して問題ないか確認する方法を教えてください。
ICやVCEO等の最大定格を満足しなければならないことは
当然のこととして分かっていますが
HFEがどれくらいのものを選ぶ必要があるかの確認方法が
下記理由から分かりません。
トランジスタのデータシートのみでHFEどれくらいのものが
必要か判断する方法教えて頂きますようお願いします。
?単純にHFE=IC/IB=100以上のトランジスタを選んだのでは
データシートに定義されているHFEはVCE=6V、Ic=1mAの条件下
での値でありスイッチとして使用する飽和領域でのHFEではない
?データシートのIc-VCE特性を使用して動作点を確認しようとしても
IB=0.5mA時の特性図がない。また、データシートの特性図が
HFEがいくらのものか不明
ISA1530AC1データシート
http://www.idc-com.co.jp/jp/product/transistor/pdf/02/ISA1603AM1_J.pdf
回答 (2件中 1~2件目)
どこまで保証できるかという問題になります。
このデータシートですと多分動作はしても保証はできないということです。
ばらつきがあると1000台作って動作しないのがいくつか出てきそうです。
仕様温度範囲はいくらですか?
温度が低いともっと厳しいです。
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ご選定のトランジスタは50mAの負荷電流のスイッチにはあまり向いていない
ように見受けました。
設計上参考になるのは、2ページ目右下のVCE-IC特性グラフです。
IB=0.2mAまでカーブが引いてありますが、IB=0.5mAでも若干左上の方に
ズレがでる程度で、IB=0.2mAの特性と大きな違いはないでしょう。
つまりは、オン時のVCE飽和電圧 1V程度を覚悟しておく必要があるとみる
ことが安全です。
このような大電流の領域のHFEは、トランジスタの構造(体格)的に決まる
要素が大きく、IC=1mAのHFEがの大小に関わらず、おおきな違いは生じにく
いものです。
つまりは、実際のトランジスタで評価して、多少のマージンを設定して
ドライブ電流を決めれば、大きな問題を生じる危険は低いとも言い換える
ことができます。
>また、データシートの特性図が HFEがいくらのものか不明
2ページ目右下のVCE-IC特性グラフを読み取ると、
IB=0.1mA VCE=5VにおいてIC=33mA程度です。
単純にこの点のHFEを計算すると330と言うことになります。
VCE=6V、IC=1mAに換算すれば、これよりやや大きな値、350~400程度の
ものと考えればよさそうです。つまりは、Sランクの中の代表特性を
グラフとして掲載しているとお考えください。
お礼
2010/05/12 01:50
大変参考になりました。
今回の質問は
現行ベース電流5mA流しており問題なく動作しるが
もっとベース電流小さく出来るのではないかと質問させて頂きました。
やはりこれぐらいベース電流必要なようですね。
お礼
2010/05/12 01:51
早々に回答ありがとうございました。