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空気圧制御のための電磁弁の選定方法
2023/10/18 06:21
- 空気圧(エアー)制御において、機械設計で使用する電磁弁(バルブ)の選定についてアドバイスをいただきたいです。
- 機械の動作には電源のオン/オフに応じてシリンダのロッドの伸縮が必要ですが、特に電源オフ時の待機状態においてロッドを縮んだままに保つ必要があります。
- 経験が浅く難しく悩んでいるため、このような動作を実現するための適切な電磁弁の選定方法についてアドバイスをお願いします。
空気圧(エアー)制御 電磁弁(バルブ)の選定
2010/05/10 23:29
機械設計を仕事にしております。
経験の短いまだ初心者です。
現在、エアーシリンダを使用した機器を設計しておりまして、バルブの選定に困っております。
動きとしましては、
1.主電源(機械の電源)がOFFの時は、シリンダのロッドは伸びている状態。
2.電源ONでシリンダのロッドは縮む。
3.電源ON時で、機械の待機状態時はロッドは縮んだまま。
4.センサでワークを感知すると、ロッドは伸び、ワークがいなくなったという信号でロッドは縮む。
5.主電源を切る、または急に停電になった時はシリンダのロッドは伸びて止まる。
普段その機械は、電源ONのままでいる状態が長く、シリンダのロッドは縮んでいる状態の時間が、長いです。
つまり、電源ONで機械が待機状態時が長いです。
この様な動作は、可能でしょうか?
その時、どのような電磁弁を選定するのが良いのでしょうか?
まだ経験が浅いので、難しく悩んでいます。
ぜひ、アドバイスいただきたいので、よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
安全上問題がありそうな感じがしますが(これについては後述)、技術的には可能で、基本的には下記の2通りがあります。
※ 電源ONでの待機が長いことを気にされているかもしれませんが、これについてはよくやることです。
A.復動シリンダ+5ポート2ポジ バルブ
B.単動シリンダ+3ポート2ポジ バルブ
(単動シリンダはバネがシリンダヘッド側に入っているもの)
ABとも電源ONでバルブを励磁させ、シリンダのロッド側にエアが入るようにします。
ワークの押付け力をシリンダ内のバネ力でいいのでしたら、B.の方が価格も安くすみます。
バルブの大きさは必要なシリンダ推力と動作速度で変わってきます。
(SMCさんのカタログには目安がついていたと記憶してます)
バルブの種類は工場で使っているものと共通化したいというならそれですし、なければ安いものでいいと思います。
あとは電源仕様ってところです。(DC24Vが多いですが、電気屋に確認しないといけません)
【安全上の心配】
一言で言えば、作業者の意図しないところでシリンダが動作し、怪我をしないか、ということです。
作業者が
主電源ON = シリンダ引っ込む
主電源OFF = シリンダが出る
ということを十分に認識して使うか、作業者の手がどうやっても挟まれないか、シリンダの推力が小さいのでしたらいいのですが、特に
> 5.主電源を切る、または急に停電になった時はシリンダのロッドは伸びて止まる。
というのは問題です。うちでは安全対策を十分にやらないと採用しません。
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その他の回答 (7件中 1~5件目)
誰もシングル/ダブルソレノイドのことを言っていないのが気になって・・・
シングルもしくは単動だと停電と同時に動作してしまう。そのため自動機など
では順次に動作しないとならない場合もあって、ダブルの方が都合が良い事も
停電時のことを考慮する場合は特に、自動機では知っていたほうがよいだろう
その場合に最適な電磁弁を参考URLを元に選定して見て下さい。こういった知識
を最低限、身に付けシリンダーメーカーの話も聞けば更に勉強になろうかと思う
最後に自動機では更に複雑な動きをさせる場合にはタイムチャートも必要になる
出の先生方は危険だからやめた方が良いとの意見が多数を占めてますが
問題は重力の方向とシリンダストローク
一般的にシリンダストロークが150mm以上で垂直方向に使う場合は
片ソレバルブは禁止されるのが多い
そうではない場合は必ずしも禁止されない
短いシリンダなら挟まれる危険もないので許可されるし
(概ね50mm程度以下)
また所謂ペンシリンダも推力が小さい為、
例え指を挟まれたとしてもイテテ程度の事で済むし
あまりお勧めしないが
単動シリンダーって言うのもあります
http://www.smcworld.com/2002/webcatalog/docs/actuator/stdair/stdair.htm
単動(押・引)
機器メーカーの技術カタログを参照すると良いと思います。参考例を添付し
ておきます。急に動くと危険な場合はスピコンを用いて速度制御すると良い
と思います。
1.主電源(機械の電源)がOFFの時は、シリンダのロッドは伸びている状態。
これについてはどちら側でも電気的な問題はありませんが
エアーコンプレッサはこの機械内蔵ですか?
であるならば電源OFF後ドレン抜きをすればエア圧はなくなります。
また電源ONしてもしばらく待たないとエア圧が上がってきません。
そういうところも考える必要があります。
それ以外の動作については問題なくできます。