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40W球と100W球の白熱電球で40W球の方が明るいのは何故?
2023/10/18 07:18
- AC100Vで、40W球と100W球の白熱電球を直列接続すると、40W球の方が明るくなる理由と明るさの比率について説明します。
- また、AC100Vで、40W球と100W球の白熱電球を並列接続する場合と、単独接続する場合についても明るさの差異について考えます。
- オームの法則を使って、電流と抵抗の関係を説明し、40W球と100W球の明るさの比較をしましょう。
40W球と100W球の白熱電球で40W球の方が明…
2010/04/12 21:33
40W球と100W球の白熱電球で40W球の方が明るいのは何故?
中学校の理科レベルの質問で申し訳ございません。
電源がAC100Vで、40W球(1ケ)と100W球(1ケ)の白熱電球を「直列接続」した場合、40W球の方が明るいのは何故でしょうか?オームの法則(V=IR、V:電圧(V)、I:電流(A)、R:抵抗(Ω))を使ってご説明をお願い致します。この時、40W球の明るさは100W球の約何倍くらいなのでしょうか。
また、電源がAC100Vで、40W球(1ケ)と100W球(1ケ)の白熱電球を「並列接続」した場合と、40W球(1ケ)のみ(または100W球(1ケ)のみ)をAC100Vに単独接続した場合で、各々は同じ明るさになりそうですがそれでよいのでしょうか。
回答 (2件中 1~2件目)
40Wのランプ抵抗は100V÷0.4A=250Ω
100Wのランプ抵抗は100V÷1A=100Ω
直列につないだら合成抵抗は250Ω+100Ωで、およそ350Ω
100V印加したとき、それぞれのランプにかかる電圧は、
40Wのランプには、およそ100V×(250Ω/350Ω)=71V
100Wのランプには、およそ100V×(100Ω/350Ω)=29V となります。
白熱電球の明るさは、およそ、電圧の3乗に比例して変化するので、
40Wのランプは、100V印加した場合の(71/100)^3=0.36の明るさになり、
100Wのランプは、100V印加した場合の(29/100)^3=0.024の明るさになります。
100V印加したときの明るさ(光束)は電力におよそ電力に比例しますから
40Wのランプが40、100Wのランプが100としましょう。
電圧を考慮した比率を掛けると、
40Wのランプは40×0.36=14.4
100Wのランプは100×0.024=2.4 ということになります。
40Wのランプが100Wのランプに比べて、6倍程度明るいという結果になります。
以上の手順で、直列につないだときは、ワットの小さいランプの方が圧倒的
に明るいということを、白熱電球の特性から説明することができます。
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40W、100Wの定義は定格電圧100V印加されたときの電球点灯時の
消費電力ですので各抵抗値はP=V^2/Rより各電球の抵抗は
R_40w=250Ω、?R_100w=100Ωであることが分かります。
この2つの電球を直列につなぐと合成抵抗はR=R_40w+R_100w=350Ωとなり、
流れる電流はI=V/R=100/350≒286mAとなります。
よって、この時のそれぞれの消費電力はP=I^2×Rより
P_40w≒20W、P_100w=8Wとなり40Wの電球の方が電力を消費している
(明るい)ことが分かります。
これは直列接続時抵抗に比例して電圧がそれぞれの電球に
印加されるためです。
40W球の明るさは100W球の約何倍くらいなるかについては単純には
P_40w/P_100w=5倍となりますが、各電球の発行効率に依存します。
(消費された電力は熱と光になるため)
並列接続した場合の考え方は貴殿の考え方で間違いありません。
(並列接続の場合両方の電球に100V印加されるため)
以上
2.5倍の間違いです
お礼
2010/04/13 21:36
早速回答を頂きありがとうございました。
たいへんわかりやすくご説明をして頂き、よく理解できました。
念のため確認ですが、P_40w/P_100w=「5倍」は、20W/8W=「2.5倍」(誤記)でしょうか?
また、「並列接続した場合の考え方は間違いない。」との回答で納得しました。
お礼
2010/04/13 21:41
早速回答を頂きありがとうございました。
「白熱電球の明るさは、電圧の3乗に比例する。」という関係は初めて知りました。たいへん参考になりました。