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Agメッキ基材にFe, Cr, Ni異物の付着問題
2023/10/18 07:27
- Agメッキを行う工程で、Cu合金や42Fe-Ni合金の基材にFe, Cr, Niを成分とする異物が付着して困っています。
- 異物は核となる部分がFe, Niであり、周辺部や異物と基材の境界部には高濃度のCrが検出されています。
- 工程で使用している薬品にはFe, Cr, Niの成分は含まれておらず、SUSの溶解が原因ではないか疑われています。また、メッキのノズルからも異物が出る可能性があるとの話もあります。
メッキ基材へのFe, Ni, Cr 異物付着
2010/04/06 23:51
仕事でAgメッキを行う工程があるのですが、Fe, Cr, Niを成分とする異物がメッキを付ける基材に付着して困っています。基材はCu合金でも42Fe-Ni合金でも発生しております。
異物は核となる部分がFe, Niで、周辺部や異物と基材の境界部にCrが高ピークで検出されております。
工程では電解メッキ, 電解剥離でSUSをアノード電極に使用していますが、この影響でしょうか?工程で使用している薬品ではこのような成分はなく、SUSが怪しいと思っております。アノードSUSの溶解は分かるのですが、それが析出などして付着したりするのでしょうか?
メッキのノズルからFe, Niを主成分とする異物が出ることがあるとの話も聞きましたが、参考となる文献等は見あたりませんでした。
どなたか知見があれば教えて下さい。
よろしくお願い致します。
回答 (2件中 1~2件目)
先ず、溶解は考えられないでしょうか?
溶液(使用薬品)で、SUS製の槽やライン使用部材が腐食する事はないのでしょうか?
耐薬品性はあるのでしょうか?
次に、持ち込みは考えられないでしょうか?
お礼の内容からだと考えられないようですが、今一度確認をしてみて下さい。
最後に、摺動部からの発塵物質や腐食部分からの落下は考えられないでしょうか?
摺動部は、処理槽の上部に持ってこない、カバーで囲い発塵の拡散をさせない、
カバー内は常に負圧にし隙間からの発塵もさせない、等の考慮が必要です。
以上に関しては、如何でしょうか?
使用薬品に対する耐薬品性は、保管用ボトルと同等の材料の小型容器に使用薬品を入れ、
その中にSUSを入れ数日間経過後、使用薬品の分析を掛ければ『耐薬品性』は判ります。
できれば、保管用ボトルに入っていた使用薬品も分析に掛け、そのデータをマスターに
するとよいと思います。
また、持ち込みに関しては、製品を持ち込んで処理している状態の使用薬品を分析に
掛ければ判ると思います。
(製品が手で持ち運びできるサイズの物をダミーで製作し、手で簡易容器に入れての
確認でも可かな?)
最後に、摺動部からの落下確認は、
? その下に使用薬品を入れた簡易容器を置き、アーム等の障害物を外した状態で動作させ、
その薬品を調べる
? その下にシートを張り、アーム等の障害物を外した状態で動作させ、発塵物の落下の
有無を調べる
等々があります。
以上のように、条件を切り分けて、調査する事も大切と考えます。
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組成からすると、たしかにSUSが怪しいですね。
あと考えられることは...ほかのラインでNi~Crめっきは、していませんか?
あるいは、装置やレールなどから削れて落ちてくるとか。
お礼
2010/04/10 18:46
御回答ありがとうございます。
私も成分からしてSUSかと思っているのですが…。
ラインはAgメッキのみです。
SUSは槽や部材でラインで使用しておりますが、付着しているその異物が
トゲ状のものが刺さって、根本から折れたような形に見えます。
FIBで断面観察も行ったのですが、基材との接着面ではぴったりと密着
しており、電気的 or 化学的な現象も起きているのでは?といった感じです。
装置をもう少し観察してみます。
お礼
2010/04/11 13:08
御回答ありがとうございます。
パスライン上では、Agメッキ部で製品上方に摺動部があります。
シリンダー周りでSUSがあったかと思いますので、確認してみます。
あとは薬品ですね。メンテタイミングと発生時期の整合が取れなかった
ので、日常で使用しているもので確認をしてみます。