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残留振動(ねじり振動)の減衰について
2023/10/18 11:49
- 残留振動の減衰に関する計算方法とは?
- 減衰時の軸の振幅角度(ねじれ角度)の求め方
- 完全停止までの時間を計算する方法
残留振動(ねじり振動)の減衰について
2011/11/23 14:23
先端にフライホイールが付いた回転軸を急停止させると「?残留振動(ねじり振動)発生→?減衰→?完全停止」となると思いますが、以下の状態を計算する方法はありますでしょうか?
1)「?減衰」の時、ある時間経過後の軸の振幅角度(ねじれ角度)
2)「?完全停止」までの時間
何卒ご教授頂けます様、宜しくお願い申し上げます。
質問者が選んだベストアンサー
フライホイールの角度変位について、参考URLの図3.2のような挙動をする
ことを想定なさっているものと思います。
運動方程式を解くことで、ご所望の数値は計算で求めることが可能です。
運動方程式を立てるには、次の3項目の(またはそれに対応する)パラメー
タが必要になります。
(1)フライホイールの慣性モーメント (直線運動の質量に対応)
(2)軸のねじり剛性 (直線運動のばね定数に対応)
(3)軸受け等の摩擦力(直線運動においても摩擦力)
(2)の軸のねじり剛性は、ブレーキをかける部分からフライホイールに
至る軸についてのねじり剛性です。
(1)と(2)は、フライホイール及び軸の形状・寸法と材質から容易に計算で
きると思いますが、(3)の摩擦に関するパラメータは、軸とフライホイール
を支持する構造、使用するベアリングやその温度、機械の組み立て状態など
によって大幅に変化するので、単純に計算に拠ることは難しいように思いま
す。
例えば、フライホイールを回転させた状態で、駆動力を取り去り、静止する
までの回転数の減衰状況などのデータから摩擦力を求めたうえで、先の運動
方程式に代入するようなことが現実的と思います。
余計なお世話ですが、
なお、完全停止までの時間は、摩擦力のモデル化次第ですが、摩擦力を
速度に比例するように与えた場合は、回転速度がゼロに近づくにつれて
摩擦力もゼロに近づきますから、無限大という結果が出ると思います。
摩擦力のモデルを速度に依存しないものとして与えるか、回転速度が
初速の1/1000になったときに完全停止したとみなすのよう処置をすれば
有限の数字が得られるように思います。
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お礼
2011/11/23 15:19
早急なご回答を頂き誠にありがとうございました。
ご教授頂いた内容を元に算出してみたいと思います。