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金型の磨き合わせとは?金型条件との関係を知りたい
2023/10/18 15:44
- 金型の磨き合わせとは、異形状の入れ子とそれに対応する抜き穴をあわせる作業のことです。磨き合わせは金型製作の熟練技であり、金型に使用する樹脂や圧力によって異なる合わせ方が必要です。
- 金型の条件とクリアランスは、金型によって異なる条件があります。磨き合わせも金型ごとに異なる指示があり、金型屋さんによって打ち合わせが行われます。
- 磨き合わせの打ち合わせは製品の要求条件によって行われます。打ち合わせのざくっとした部分に関しても金型屋さんの判断が影響します。
金型の磨き合わせについて(金型条件との関係)
2011/05/27 08:52
お世話になります。
仕事でちょっとした難問(それは別途投稿させていただきました)があり、それに関連して知識を深めたいと思い質問させていただきます
金型部品、(特に異形状の入れ子とそれに対応する抜き穴をあわせる場合)の磨き合わせという技術を金型を製作されている会社はお持ちと思います
この磨き合わせという作業は熟練の職人技という認識ですが、金型で使用する樹脂や圧力の関係で磨き合わせる合わせ方は異なるのでしょうか?
金型のガスベントの加工などでは、金型によって千分代の誤差でもバリの発生要因になることもあれば、0.1mm深くても大丈夫ということもあるので
金型の条件とクリアランスの関係は色々な条件によって多種多様と考えています
ということは、磨き合わせについても金型屋さんではこういった条件で製品を打つから、こんな合わせ方をして、という指示を金型ごとにするものなのでしょうか?
うちではこんな感じで磨き合わせの打ち合わせをしています(またはしてない、必要無いです)などのざくっとした部分で結構なので、教えていただけると幸いです
回答 (1件中 1~1件目)
磨き合わせ
機械精度が悪かった時には、雌に雄を合わせると言う事を行っていました
(雌型を基準に雄型を当たりを取りながら調整)
ただ、最近の機械は精度が良くなった事と、手を加える事により
ダレル事を避けるために最小限の手作業を行う程度です
(使用工具ーオイルストーン、ダイヤモンドコンパウド、ペーパー、ヤスリ)
金型で使用する樹脂や圧力の関係で磨き合わせる合わせ方は異なるのでしょうか?
使用する樹脂によってクリアランスは変わって来ますね
ただ、金型の合わせに関しては変えずに行っています
ガスベント&エアベントに関しては金型上変える必要が有ります
主に行ってる、液晶ポリマー(LCP)の場合は、通常0.008以下ですが
形状等又は、成型条件によってバリが出てしまう場合があります
LCPを使用する場合、初期の数値を0.005以下で行っています
合わせ部分は、バリが発生しないよう交差は厳しくしています
ガス対策として、各部品にエアベント、ランド加工を行っています
エアベント加工は、各樹脂によって交差を変えています
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お礼
2011/05/27 18:35
回答ありがとうございます。
磨き合わせ等の詳細については文献や情報も少なく、生の回答が非常に助かります。
少し確認させていただきたいのですが、
使用する樹脂によってクリアランス、ガスベントは変化するが、合わせは変えずに行ってる、ということは、
例えばLCPの場合、手作業での磨き合わせのクリアランスが0.005以下ということではなく、構造的なガス対策やバリ対策を行っていて、磨き合わせた部分にバリが発生しないようになっているので合わせは変えていない、ということでしょうか?