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SCRとSCM材の違いと有効性、熱処理せずに使用する場合
2023/10/18 21:46
- SCR材とSCM材の違いや有効性について知りたい
- 熱処理をせずにSCR材とSCM材を使用した場合の効果を知りたい
- SCRとSCM材の違いや使用条件について詳しく教えてください
SCRとSCM材の違いを教えてください
2012/09/28 11:48
同じ製品でSCR材とSCM材を使用した場合の有効性や違いが知りたいです。
使用条件としては熱処理をせずに使用した場合です。
よろしくお願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
回答(3)再出
回答(2)の方が何回も同じ主旨を書かれているが
>生材は、同URLでの機械構造用炭素鋼鋼材 [材料特性] を確認して
→ 二番目の 大阪フォ-ミング の資料
これ生材でなく焼入後の硬さです。
SCM421 と SCM435 で硬さが逆なのは焼入したあとの焼戻が低温/高温の違い(高温焼戻は硬さを下げて靱性を得るためで?調質?とも言う)
この表上部のように古いJISのもので、現JISでは熱処理により様々に変わる特性を1値だけ示すのは適切でないと削除されてます。
過去も同じ・・・
SCM、SCrを熱処理しないで使用した場合
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=210084&event=QE0004
↓両者ともナマのデータは無いです↓
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熱処理をせずに使うことは殆ど無い証として、両者ともナマのデータは無いです。
海外某サイトには測定例があり、同炭素量の比較で僅かに SCM の方が硬く引張強さも大となってます。しかし圧延の経歴などで変動する参考値とすべき。
一方合金抜きの炭素鋼 S45C については焼きならし(N)と焼きなまし(A)のデータがあり、それで使うこともアリとする証。
http://furuike.co.jp/composition[3].html
なので S45C 焼きならし(N)を使う。不足なら S45C 調質または相当する非調質を使い加工後の熱処理を省く。
このデータも太さの影響があり細いほど強くなります。
さらに上を所望するなら焼入れ(調質)。引張強さは無理なく硬くできる順となり、耐衝撃性(シャルピー値)でみても S45C、SCr445、SCM445 の違いは明かです。
なお両者の違い、モリブデン0.15~0.30%入った程度では、錆など他の特性には影響無しとすべきです。
量産で大量発注するなら、どおってことないですが、鋼材屋さんの在庫には SCM は豊富ながら SCr は少ないと思います。
http://www.komatsukouki.co.jp/kouzai/toriatsukai/#link05
価格差はさほど大きくないが、熱処理特性ではかなり SCM が良い。
SNCM というニッケルが入ったものは更に熱処理性が良いと、昔は高力ボルトでよく使われたが高く、殆どの場合 SCM でもイケルとなって見かけなくなってます。
なので性能とコストの見合いで決定すべきで、ネームバリューで買うのはバナジウム鋼(JISに無い)とかボロン鋼ぐらいと思います。
小生も、“鉄鋼記号の分類別一覧表”を確認したのですが、
SCR材は、SCr材で クロム鋼鋼材 S:Steel, C:Chromium 意味合いを示すとなります。
因みに、SCM材は、クロムモリブデン鋼鋼材 S:Steel, C:Chromium, M:Molybdenum 意味
合いを示すとなります。
> 同じ製品でSCR材とSCM材を使用した場合の有効性や違いが知りたいです。
> 使用条件としては熱処理をせずに使用した場合です。
なら、熱処理していない生材のSCr材とSCM材の機械特性を比較すると、有効性の違いが
先ず判ると思います。
それと、Moが含有することでの効果を確認すると、SCM材の有効性が確認できます。
詳細は、URLを確認してみてください。
ニッケルクロム鋼鋼材 と ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材 の 特に [材料特性] を……
↓ 訂正
クロム鋼鋼材 と クロムモリブデン鋼鋼材 の 特に [材料特性] を比較確認してください
生材は、同URLでの機械構造用炭素鋼鋼材 [材料特性] を確認して、
クロム鋼鋼材と機械構造用炭素鋼鋼材の同程度の炭素量でみなし強度確認するや、
クロムモリブデン鋼鋼材と機械構造用炭素鋼鋼材の同程度の炭素量でみなし強度確認する
にて確認してください。
お礼
2012/09/28 18:22
ご回答ありがとうございました。
参考文書も付けて頂き参考になりました。
ありがとうございました。
SCRとは新しい材料かと思ったが、SCrと最後を小文字にするのが一般的ですよ
↑にある過去ログで「S45C SCM 生材」で検索すると沢山見つかると思います
ちなみに↓のURLは私自身の過去ログの中の一つですが参考になるかも知れない
戻って、何方の材料にするのかは設計段階で決まるものと思っています。応力
から言ってどうしてもある強度以上なければ持たない場合とかサイズを小さく
納めたいなどの要求があって初めて高価でコストも掛るが致し方ないとなる筈
私も追記
機械設計をソコソコ出来る実務重視の設計者では熱処理の知識が少ないというか
昔から熱処理の情報自体が少ないと言うのか、秘伝の秘のような技術的な側面も
あったのかも知れないこともあって、勉強する機会が無ければ知らないで一人前
モドキになってしまうこともあるし、実際そのような方が意外にも多く驚きます
素材を知りそれを如何に活かして使うかというのは、料理と同じだと言われます
それこそココからが腕の見せ所なのですから、ソレを大事にしなければ機械設計
としては落第とも言えるのです。まぁ御存知の上で質問してらっしゃるかと思う
が(初心者とある)、まづJIS鉄鋼を良く理解し熱処理を学ぶことが大事ですね
お礼
2012/09/28 18:20
早速のご回答ありがとうございました。
お礼
2012/09/28 18:20
ご回答ありがとうございました。
参考とさせていただきました。