このQ&Aは役に立ちましたか?
ステンレスの種類による電蝕反応の違いはあるのか?
2023/10/19 06:30
- 建築設計をしている者が、屋外で使用する扉の設計に関してステンレスの種類による電蝕反応の違いについて質問しています。
- また、ニッケルの比率の小さいステンレスでは鉄との間の電蝕も少ないのか、異種金属同士の大きさの比率によっても進行が異なるのかについても質問しています。
- これらの質問に対する回答を求めています。
ステンレスの種類による電蝕反応の違いについて
2013/02/28 20:18
はじめて質問させていただきます。建築設計をしている者です。
屋外で使用する扉を設計しており、鉄(角パイプ)のフレームにステンレスのボルトを使用する場合、電蝕反応が起こることが考えられますが、ステンレスの種類(SUS304, SUS410...など)による電蝕反応の進行の違いはありますか?ニッケルの比率の小さいステンレスでは鉄との間に起こる電蝕も少ないと思うのですが、どうでしょうか?
また、異種金属同士の大きさ(体積?)の比率によっても進行は異なると聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?またそれはどういった原理でしょうか?
宜しくお願い致します。
回答 (2件中 1~2件目)
↓参考URLにイオン化し易い金属の表があるが、イオン化し易い程に電蝕も生じ
易くなる。イオン化するためには当然ながら水分が無ければ反応が生じない
戻って表からみれば、Cr→Fe→Ni の順になるだろうと分かります
ステンレスはイオン化することでCr成分量が減少し不働態皮膜が破壊され易く
なり錆も生じ易くなるということだろうと思います。つまりCrが酸化すること
でFeの腐食を食い止めているという理屈は亜鉛メッキ等と同じ理屈でしょう
>異種金属同士の大きさ(体積?)の比率
推測ですが、腐食の速度は変わるような気がしますのでそうなのかも知れない
ステンレスの腐食に関しては奥が深く難しいところが未だあるのだろうと思う
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
しかしながら、マルテンサイト系SUS410やフェライト系SUS430の単体での耐錆性はオーステナイト系SUS304よりかなり低いです。
SUS410は水があるとダメ。
対策は鉄の方の塗装を完全にし、水を介してステンレスと接触させないことになるかと。
>異種金属同士の大きさ(体積?)の比率によっても進行は異なる
http://www.daido-sangyo.co.jp/info_401.htm
陽極となる金属の腐食の速さは面積比によっても異なる。例えば、普通鋼板にステンレス鋼
のくぎを用いた時、普通鋼板の腐食が増すことはないが、ステンレス鋼板に普通鋼のくぎを
用いた場合にはくぎはたちまち腐食してしまう。
一般的な関係は以下のようなものである、、、、
だと思います。
お礼
2013/03/12 17:46
遅くなってしまいましたが、大変参考になりました。
ありがとうございます。
お礼
2013/03/12 17:48
腐蝕の速度にはやはり違いがあるんですね。
どうもありがとうございました。