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2019/04/06 23:18
置き割れは残留オーステナイトがマルテンサイトに変化する事で、起きる現象だと認識しております、
サブゼロも同じ事をしていると思うのですが、
なぜ、製品が割れたりしないのでしょうか??
正しくはないけど間違いじゃない程度の簡易化イメージです。
基本的に、ワークは残留応力が最も低くなるように変形が生じてい行きます。
残留オーステナイトのマルテンサイト変異が時間をかけて起きる場合、変異発生→変形→別の場所で変異→さらに変形となります。
この時、最初の変形でクラックなどが生じると次の変形で応力集中が発生し、割れが進展します。
サブゼロ処理の場合では全体で一気に変異が生じるので、発生した応力が打ち消しあい、割れの進展にまでいたらない。
極々簡易的には、以上の様な感じです。
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焼き入れ時の割れの要因は一つではありません。「残留オーステナイトがマルテンサイトに変化する事」で割れるという認識は改めましょう。
変態時の応力が原因になったり、そもそも表面に微細クラックがあったり等々。また「置き割れ」と呼ぶ場合、空冷時の放置時の割れの事が多い印象ですが、この場合は製品の冷却が部分ごとにムラが発生する事も大きな要因です。
以下のpdfが詳しく解説していますので、よければどうぞ。サブゼロと割れの関係も少し挙げています。
https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/tec/pdf/06d1.pdf#search=%27%E7%BD%AE%E3%81%8D%E5%89%B2%E3%82%8C+%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%27
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