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ISO:9001 8.2.1 不測の事態について
2023/09/07 15:24
- ISO9001の審査において、不測の事態についてどのような要求があるのか疑問に思っています。
- 対応手順を決めることは困難であり、役に立たないものを作り上げる可能性があると感じています。
- 要求事項の日本語訳についても疑問があります。具体的なアドバイスをいただけると助かります。
ISO:9001 8.2.1 不測の事態について
2022/03/14 15:36
先日ISOの審査があり、審査員の方から表題の項番についてのありがたいご意見がありました。
コロナの対応については窓口等を決め対応しているのですが、
その他災害についても”BCP手順の確立”を要求?半分要求されました(不適合ではないです)。
例えば、コロナはわかりますが、大震災やお隣さんから戦争をしけかられた場合、台風による大停電など、なにがおこるかわかないものに対し、”対応する手順を決めて”と言われても、なかなか難しいのでは・・・と思っており、まじめにやると膨大なもの(役に立つかはf名として)になってしまいそうです。
ISOの8.2.1ではどこまで求めているのでしょうか。
また、原文はどのようになっているのでしょうか。
教えていただけるとありがたいです。
追記
不測の事態という言葉を調べると、”予想できない”とありました。
コロナ前であれば、疫病の蔓延は不測の事態と言えますが、それに対してISOで定めていたとして、どのように定めておくべきだったのか。
日本で数多くISOを取っていたとは思いますが、はたして今回のISO審査員様のいうようにコロナ前の段階で対応手順を決めておいた企業がどの程度あったでしょうか。つまり、不足の事態で詳細の手順を決める事は不可能に近い、またが役に立たないものを作り上げる事になる気がしてないりません(例えば露が攻撃を仕掛けてきた場合・・・、これが起きた際の手順を決めておくの?)。この要求事項は何か日本語訳がおかしいとして思えません。
また、”関連する場合”や”特定の要求事項の確立”など、表現があいまいすぎて5W1H的に何をしたらいいのか不明確すぎます。
もうしわけありません、アドバイスいただけるとありがたいです。
質問者が選んだベストアンサー
ISO 9001の基本的な考え方は、スパイラルアップです。
指摘を受けて、1回で100点満点の回答をしようとして、会社の実力以上の対応策を提示することは避けましょう。
1年目は、大地震、津波、火災などの被害を受けたときに、災害対応緊急本部を立ち上げることを規定して、誰を招集するかを決めるだけでもいいかもしれません。御社の拠点が1か所ではなく2か所以上れば、被害の少ない方に災害対応緊急本部を設けるようにして、そこに短時間のうちに駆け付けられるメンバーを指名しておくことを決めておいたらよさそうです。また会社の責任者(社長又は代行者)が災害対応緊急本部に指示を出せる状況にまるまでの間、災害対応緊急本部の運営を統括する人を決めておいた方がいいと思います。
BCPの手順を具体的に文書化しておくのが望ましいのですが、初年度は上記の程度の対応を行い、次年度から徐々にBCPの手順を具体的化していけばいいとお考え頂ければと思います。
ISO 9001の審査で指摘を受けるのは、自ら決めたルールを実行できていない場合が多いと思います。ルールは、自分で自分の首を絞めないように、実行可能な程度に決めることが宜しいかと思います。
なお、ISO 9001の8.2.1=JIS Q 9001の8.2.1には次のように書いてあります。
ご覧頂ければ分りますが、不測の事態についてどうしなければならないか具体的なことは何も書いてありません。御社の実情に合った手順(ルール)をご自身で決めて運用してくださいということです。
8 運用
8.1 運用の計画及び管理
組織は,次に示す事項の実施によって,製品及びサービスの提供に関する要求事項を満たすため,並びに箇条6で決定した取組みを実施するために必要なプロセスを,計画し,実施し,かつ,管理しなければ
ならない(4.4参照)。
a) 製品及びサービスに関する要求事項の明確化
b) 次の事項に関する基準の設定
1) プロセス
2) 製品及びサービスの合否判定
c) 製品及びサービスの要求事項への適合を達成するために必要な資源の明確化
d) b) の基準に従った,プロセスの管理の実施
e) 次の目的のために必要な程度の,文書化した情報の明確化,維持及び保持
1) プロセスが計画どおりに実施されたという確信をもつ。
2) 製品及びサービスの要求事項への適合を実証する。
この計画のアウトプットは,組織の運用に適したものでなければならない。
組織は,計画した変更を管理し,意図しない変更によって生じた結果をレビューし,必要に応じて,有害な影響を軽減する処置をとらなければならない。
組織は,外部委託したプロセスが管理されていることを確実にしなければならない(8.4参照)。
8.2 製品及びサービスに関する要求事項
8.2.1 顧客とのコミュニケーション
顧客とのコミュニケーションには,次の事項を含めなければならない。
a) 製品及びサービスに関する情報の提供
b) 引合い,契約又は注文の処理。これらの変更を含む。
c) 苦情を含む,製品及びサービスに関する顧客からのフィードバックの取得
d) 顧客の所有物の取扱い又は管理
e) 関連する場合には,不測の事態への対応に関する特定の要求事項の確立
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その他の回答 (5件中 1~5件目)
マニュアルなど必須項目ですがBCPに関することなどは企業活動の中で可能な範囲でやればよいわけで企業が経済的に成り立たないようなことは要求事項ではありません。
例えばですが地震や津波の相定危険エリアに工場が立地していたとしてもおいそれとエリア外に移転することはいろんな意味で難しいですよね。
>不足の事態で詳細の手順を決める事は不可能に近い
不測の事態を想定し、個々の事態に対応した手順を決めようと考えてませんか?
不測の事態なのだから個別の計画など作れません。
ISOでなくてもかなり以前からBCP(Business Continuity Plan)事業継続計画を作ってる会社は沢山あります
BCPも自然災害、大火災、テロなどの不測の事態に遭遇した時に事業の継続あるいは早期復旧を可能とするための方法、手順をきめるものです。
BCPに関してはこれを参考に
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
お礼
2022/03/15 15:47
回答ありがとうございます。
身の丈に合った対応をします。