スイート10ダイアってずばりどうすればいいのですか?

女の本音を書きます。
よく「当日まで内緒に」とその日まで全くそ知らぬ顔をしているふりをして、
当日豹変するという「演出」をする旦那さんがいます。
女性はそれが嬉しいのだと勘違いしています。
違うのですよ～！

それが通用するのは、そういうことをする立場でない人から（例えば子ども、友人など。）
結婚記念日だね、おめでとう！と
当日にいきなり驚かされたら、言葉だけでも嬉しいですが
旦那さんというのは奥さんにとって、
「当然、記念日の事を、率先して考えてくれるはずの当事者であり、その人が考えていないとすれば、これほど惨めなものはない」という、最重要人物です。
その人が表面上はカレンダーの丸を見ても何も言わなかったり、
こっちが聞いてもとぼけたり、忘れているフリをしていると、
旦那さんはいたずら心のつもりでも
女は心の内に怒りを溜め込みます。
旦那さんに対する不信感と絶望と
「コンナコトを考える私がいけないんだ」という自己嫌悪と「今さらね」という諦めと
それでも期待している自分の惨めさに、ずっとさいなまれます。

その真っ黒な心のままで朝を迎え
「最低な気分」のときに
豹変してプレゼントを出されても
「怒り」しか生まれません。
「今まで知らん顔していたくせに。私が聞いた時はそんなそぶりも無かったくせに。ひどい！」と
逆効果になるのです。

男性は24時間365日×10年の間に
一つの高価な指輪をあげれば
それで100点満点取ったと思っています。

違うのです。

10年間毎日の心使いが採点されています。

髪型を変えたことに気がつく
重い荷物を持つ
新聞をまとめて下に下ろす
転寝をしている間に夕食の片づけをしてくれる
綺麗だと褒める
こずかいでケーキを買ってくる
小間物屋で安いイヤリングを眺めているのを買ってあげる
買物帰りに、追加の買物が無いか電話する
急に飲み会に誘われても、家庭を優先させる
自分の親が妻を非難すると、妻をかばう
妻の親を立てる
トイレの便座を下げてでる。
便器が汚れたら自分で拭く
妻が寝込んだら妻の好物で、高熱のときでも食べられるものを、言われなくても買って帰る
妻がカタログを見て「これ欲しいな」というのをまともに聞くのではなく（そんなもの無駄など言わず）
「うん、いいね」と笑う。

ようは365日「私はこの人に尊重され愛されている」という「実感」が欲しいのです。
高価な指輪やブランドバックを買ってもらっても
「実感の愛」が無いと空しいだけです。

私の夫のやり方です。
１ヶ月前から「もうすぐ結婚記念日だね」と夫から言い出す。
「絶対休みを取るよ」「この日は家で仕事はしないように、今から調整しないとね」
「2人で美味しいもの食べに行こうか」
嬉しそうにグルメ本や、グルメサイトを開く。
「泊りがけもいいね」

それを延々とイベント内容が決まるまで
しばしば口に出します。
「どこへ行こうか？」「何食べる？」
「嬉しいな」
そして「君の欲しいもの一緒に捜しに行こうね」
極めつけが「君と結婚して本当に幸せだ」
手を握って目を見つめて言うのです。

指輪も何もいりません。
その言葉その行動、その心使い
私が喜ぶことをしたいと思ってくれるその気持ちが
最高のプレゼントです。

出かける候補が決まったら
夫は率先して電話予約。決して「君がやっておいて」ではないです。
「とても大事な日だからこそ！」という意気込みを見せてくれます。

私は夫が言う予算内で、当日までにプレゼントの下見をしておきます。
夫に「今日見に行ったけどね・・・」と話をすると
「うんうん、そうか、では今度一緒に行こうね！」

そして当日夫の目の前でそれを身につけて
夫は店員さんの前で臆面も無く
「可愛い。似合うよ」根気よく選ぶのに付き合ってくれます。
そして「これを包んでください」と言うのです。
夫が言うには「妻と一緒に妻へのプレゼントを買う夫」というのが
夫なりに最高に誇りに感じることらしいです。

そしてプレゼントの包みを抱えて
予約の店に出かけます。
2人で楽しく、幸せなひと時を過ごすのです。

それが毎年の結婚記念日
（結婚式記念日と、入籍記念日と2回します）
互いの誕生日、クリスマスの風景です。


同じ指輪をあげるならば
あげる前からのワクワク感
高揚感
選ぶ楽しさ
夫から尊重されているんだという実感
そういうものも付けてあげてください。

普段の日に無視、無関心でいるのに
いきなりプレゼントを出されても
「こんなもので私の怒りが収まると思うのか」
とマイナスに受け止めたり
酷い時は「普段と違うことをして、浮気でもしているのか？怪しい！」と疑われますよ。


素敵な記念日になりますように！