計画倒産とは？　小学生でも分かる解説求む

倒産が目に見えている経営状態で、どうにも先行きが上手く行かないと判断した場合に企む手口です。
貸し付け金の踏み倒し、手持ち資金の保有、増額、受注を受けて先に代金精算・・・
具体的には教えられません。

会社の経営が立ち行かなくなると，会社は倒産します。倒産すると会社に残っている金で借金を返しますが，当然に足りません。足りない分は裁判所の手続きでなかったことにしてもらいます。
(手口1)計画倒産では，銀行から借金をして，その金を経営者が隠してから倒産します。会社の借金もなかったことになりますから，ほとぼりが冷めたころには隠しておいたお金を自分のものとして使えるようになります。
(手口2)計画倒産では，取引先から商品を仕入れて，その代金を支払う前に経営者が商品を売ってしまい，代金は自分の懐にいれます。その後，倒産します。会社は代金を支払わないまま倒産しますから，ほとぼりが冷めたころには懐に入れた金を自分のものとして使えるようになります。

例えばちょっと前まで消費者金融会社への過払い金請求というのがありました。
その昔グレーゾーン金利というのがあって、消費者金融は高い金利を利用者からとっていました。しかしそれは違法であるということが裁判で決まって、取り過ぎた金利分について利用者は法律の範囲内で遡って請求することができるようになったのです。

困ったのは消費者金融会社です。昔の客から請求されると、それは返さないといけません。
そこで多くの消費者金融会社は、会社をわざと倒産させたのです。そうすると、その会社はなくなってしまったからかつての利用者は過払い金を請求したくても請求できなくなります。
で、その会社の経営者たちはまた新しく消費者金融会社を設立して、社員を再雇用して、事務所を不動産会社と再契約します。そうすると、経営陣も社員も営業している場所も何も変わらないのにそこは違う会社、となるのです。

これは計画倒産の一例です。